単品リピート通販でSEOの順位だけにこだわると失敗する理由

SEOは、今やどのサイトでも取り組んでいる施策ですが、全てに効果が得られるわけではありません。

いくら時間をかけても効果が得られない場合もあり、その代表がサイトのトップページです。そして、その効果の出ないトップページの順位にこだわっていると、SEO自体が失敗してしまうことにもなりかねないのです。

そこで今回の記事では、SEOの順位にこだわると失敗してしまう理由について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

トップページの順位は上がりにくい!

SEO対策においてサイトのトップページと言うのは、検索順位を上げることが困難で、成果が出にくいと言われているページです。

その理由としては、トップページでは業務内容やPRなどを掲載する必要があるため、テーマの異なる情報が混ざってしまい、ユーザーが求めていない情報も多くなると言うことが挙げられます。

このテーマが異なる情報が多いと言うことは、つまりテーマが絞り込めないと言うことですから、おのずと長文は載せられないと言うことになります。

文章を執筆すると言う面から考えても、テーマが多い、テーマが大きいと言うのは、一貫した内容の文章を書くことを難しくしてしまうのです。

さらに、キーワードの問題においても、トップページはビッグキーワードであることが多いため、上位に表示されるのは困難であると言えます。

ビッグキーワードとは、検索回数の多いキーワードのことで、競合が多く存在するため上位表示が非常に難しく、SEOにおいてはスモールキーワードやロングテールキーワード(ニッチキーワード)と言った競合の少ないキーワードに対し対策をとることが常識となっています。

そして、このキーワードは、重複しないようにページごとに分けるのもSEOの常識であり、そのため、トップページはビックキーワードとなることが多いのです。

また、検索エンジンは、ユーザーが検索したキーワードに対し、それに最適なページを順に検索結果として表示します。

そのため、上位に表示されているページは、ユーザーの出したキーワードと言う質問に対する、的確な回答をしていると判断されているわけです。

このことから、検索上位を目指すのであれば、ユーザーがキーワードと言う形で求めている情報を、十分に提供することができるコンテンツを作成することが必要となります。

しかし、先ほど説明したように、トップページは性質上、ユーザーが満足できる情報を提供することができないため、検索上位を獲得しにくいと言うことになるわけです。

また、検索エンジンで評価をされるには情報量だけでなく、文字数も重要となります。

しかし、トップページは本で言う表紙のような役割でもあるため、文字数の多い長文を載せることが難しいと言うのも上位に上がることができない一因であると言えます。

検索エンジンは文章を重要視する!

この検索エンジンにおいて、文章や文字数が重要視されると言うことについての大きな理由は、検索エンジンのクローラーの特性が関係しています。

クローラーとは、検索エンジンが、WEB上にあるファイルを収集するために使用しているプログラムのことで、これによって集められた情報が検索エンジンのデータベースに登録されます。

このクローラーには、テキスト情報しか読み取ることができないと言う特性があり、画像や動画の内容を把握する事はできないのです。

検索エンジンは、このクローラーが集めた情報を元に検索順位を決定していますので、上位を目指すために重要なのは文章であると言うことが言えます。

ですから、文章の少ないトップページは、検索順位の上位を獲得することは難しいと言うことになる訳です。

また、クローラーは、デザインの良し悪しを判断することもできませんので、トップページがどれほど凝ったデザインであっても、検索順位に影響することはありません。

あくまでも文章と言った形の情報が重要となるのです。

下層ページの情報を充実させることが大切!

以上のように、検索エンジンは文章や文字数と言った情報量が多いコンテンツを高く評価する傾向があると言うことですから、性質上長い文章を載せることが難しいトップページで上位を目指すのは困難なのです。

このことから、トップページではなく、その下層のページにおいて、情報を充実させて上位を目指していくことが重要となってくるのです。

そして、その際トップページには訪れたユーザーを下層ページへ速やかに誘導すると言う役目が求められますので、このことからも、トップページに長文が掲載できないのであれば、トップページの文章は最小限に留め、ユーザーが下層ページに移動しやすいようにする必要があると考えられます。

そもそも、検索エンジンにおいてトップページが上位表示されないのは、ユーザーが求める情報が豊富な下層のページに直接誘導したほうが、トップページを経由させるよりも顧客満足度が高いからであると言うことをGoogleが公表しています。

このことから考えても、トップページの順位を上げることにこだわる必要はなく、下層ページで情報を充実させることで順位を上げていけば良いと言うことになるのです。

まとめ

SEOにおいて、サイトのトップページの順位が上がらないのには、以上のような理由があります。

SEOを行っているのにも関わらず、トップぺージの順位がなかなか上がらないことに困っている担当者も多くいるようですが、トップページの順位は性質上上がりにくいものだと言うことを理解し、それだけにこだわらずに下層ページの情報を充実させていくと言った対策をとらなければ、SEOは失敗に終わる可能性が高くなるのです。