この記事では、これから通販事業に挑戦してみようと思っている方が、現段階で通販事業がどのような課題を抱えているかを知る事によって、その課題を克服し通販事業を成功させるためのポイントについてご紹介しています。
現在、日本の通販業界は「ネット通販」・「TV通販」・「カタログ通販」の3つが主流となっています。
中でも、ネット通販の勢いは止まらず参入障壁が低いことから多くの個人も参入してきているのが現状です。
しかし、そんなネット通販事業でも課題はまだまだたくさん残っています。
今回は、そんなネット通販事業に蔓延る課題を交えながら、通販事業で成功するためのポイントをご紹介したいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
現在、ネット通販事業はどんどん参入者が増えており、飽和状態となっています。
しかし、参入者は多くても成功している事業主はほんの一握りであり、ネット通販に成功していてもまだまだたくさんの課題を抱えている事業主は多いと思います。
そんな事業主の方々の多くが抱えている課題が以下の通りです。
1.売上が上がらない
2.購入単価が低い
3.新規顧客の獲得が困難
上記の3つの課題は、ネット通販に限らずどのビジネスにも共通している課題でもあると思います。
まず、「売上が上がらない」という課題についてですが、ネット通販の8割以上は「ワンステップマーケティング」を展開しています。
「ワンステップマーケティング」とは、ネット通販で販売する商品のサンプルやモニターを募集し、訴求を掛けて見込み客に対して様々な方法で定期購入へと引き上げるマーケティング方法です。
次が「購入単価が低い」という課題ですが、そもそも売上が伸びにくいワンステップマーケティングに適している商品というのは、「普段から購入している商品」です。
普段から購入している商品だと、大した金額を使うこともないためどうしても「購入単価」が低くなってしまいます。
そして、最後が「新規顧客の獲得が困難」という課題ですが、普段から使用している商品は既に消費者が使用して経験済みなので、どうしても新規顧客として取り組むのは非常に難しいと思います。
以上のことから、ネット通販事業における課題というのは、「ワンステップマーケティング」で事業を行ってしまっていることが根本的な原因となります。
そして、「売上が上がらない・購入単価が低い・新規顧客の獲得が困難」の課題を克服するためには、「ワンステップマーケティング」から切り替える必要があるということです。
上記では、ネット通販における「売上が上がらない・購入単価が低い・新規顧客の獲得が困難」の原因が「ワンステップマーケティング」だとご紹介してきました。
しかし、決して「ワンステップマーケティング」が悪いマーケティングではなく、たまたまネット通販との相性が良くなかったというだけです。
ですので、「ワンステップマーケティング」そのものは非常に戦略としては活かせることもあるので知識として知っておいて損はないと思います。
そして、肝心の「ワンステップマーケティング」を克服するために今後の対策方法が「ツーステップ負けティングに切り替える」です。
「ツーステップマーケティング」とは、文字通りワンステップマーケティングにもうひと手間加えたマーケティング手法です。
具体的に言うと、メール配信や広告訴求の方法を変えるなどの方法があります。
つまり、「もうひと手間」と言っても「ワンステップ」だけ加えるのではなくいくつかの工程が必要になる手間の掛かるマーケティング手法が「ツーステップマーケティング」なのです。
ですので、実質「ツーステップ」では完了しないのですが、「ワンステップマーケティング」よりも訴求効果があり、新規顧客を獲得しやすいと言ったメリットがあるため、手間は掛かりますが、結果的に「ワンステップマーケティング」で補えなかった課題を克服することに繋がり、売上やCVを伸ばすことに繋がるのです。
もし、現段階で「売上が伸びない・購入単価が低い・新規顧客を獲得したい」と言った課題があるのでしたら、手間は掛かりますが成功する確率の高い「ツーステップマーケティング」と取り入れるのをおすすめします。
今回は、ネット通販が抱える主な3つ課題「売上が伸びない・購入単価が低い・新規顧客を獲得したい」に対する原因と対策方法をご紹介してきました。
「売上が伸びない・購入単価が低い・新規顧客を獲得出来ない」に共通するのが「ワンステップマーケティング手法」を活用しているという点です。
ですので、「ワンステップマーケティング」になってしまっている事業主は、手間は掛かってしまいますが、一度「ツーステップマーケティング」に取り組んでみてはいかがでしょうか。
きちんと工程を踏んで取り組めば、「売上が伸びない・購入単価が低い・新規顧客を獲得出来ない」と言ったネット通販の課題を克服でき、成功する確率は格段に上がると思います。