単品リピート通販のネットショップで輸入品を取り扱う際の注意点

今、多くの方が一人一台モバイル端末を持つようになってきており、その背景と共にインターネットの普及率が非常に高くなってきています。

インターネットでの利便性も格段に上がり、インターネットでなんでもできる時代になってきましたよね。

そういった時代背景から、ネットショップの存在が多くなり、ネットショップ運営者も増加傾向にあります。

新たな収入を得る方法として、ネットショップの運営は今、非常に注目を集めているビジネスなのです。

ですので、これをお読みになってる方も、ネットショップ運営にご興味があることでしょう。

ネットショップ運営には、どの商材を扱うか、ということが非常に重要な鍵となってくるのですが、中でも今は「輸入品」を仕入れ販売するネットショップが多くなっていますよね。

輸入品を取り扱うことで、日本ではなかなか手に入ることが出来ない商品を販売したり、希少価値の高い商品を販売することができるので、非常に成功しやすいと言えるのです。

ですが、ネットショップだからこそ、輸入品を取り扱う際には注意しなければならないことがあることをご存知でしょうか?

そこで今回は、ネットショップで輸入品を取り扱う際の注意点についてお話しさせていただきます。

ネットショップで輸入品を販売しようとお考えの方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

届出・許可申請

輸入品を仕入れて取り扱う場合、国内で仕入れる場合よりも必要な許可が多くなってしまうので、少しハードルが高くなってしまいます。

大まかな考え方としては、人の口に入るものや人の口に触れるものを輸入する場合には、何らかの規制を受けると考えてください。

輸入食料品であれば、どんな商品であっても衛生法が適用されるので、販売するには必ず許可が必要です。

食料品を輸入する際、港や空港の検疫所の食品審査を受けなければなりませんし、この審査を通ることができなければ、そのまま破棄処分になってしまったり、原産地へ返送されてしまいます。

また、動植物であっても厳しい許可申請が必要です。

たとえば、ペットや小動物を輸入するケースがありますが、動物の毛が含まれている洋服やぬいぐるみであれば、ワシントン条約などで禁止されており輸入できない場合があります。

そして植物や動物、虫など、何らかのウイルスが付着する可能性があるものや、ウイルスが繁殖してしまう可能性があるものは規制されると考えておいてください。

こういった動物や、昆虫、環境用の魚、花、ドライフラワー、植物や植物の種などを輸入する場合、病原体や有害物質に汚染されていないかを調べるための、検疫手続きが必要です。

このように、動植物を輸入する場合には、さまざまな規約と規制がありますので、もしこういった輸入品を仕入れてネットショップで販売しようと思われているのであれば、輸入する前に必ず税関や貿易の知識を持つ専門家に相談しましょう。

関税

輸入品を仕入れる際の取引を行うには、自分自身も「関税」の知識を付けておく必要があります。

関税とは、輸入されたものに対してかけられる「税金」のことを言います。

もちろん、国によって税率や課税されるか否か、ということが異なりますし、輸入する商品によっても異なります。

簡単に説明すると、菓子類や肉などの食料品、洋服などの関税は比較的高く設定されており、腕時計や家電品、化粧品などでは輸入品であっても、関税がかからない品目があります。

衣料品やアクセサリーなどを輸入する場合には、関税、消費税がかかります。

自社が輸入したいと思う商材によって、類似するものであっても税率は大きく変わってきますので、必ず事前に税率のパーセンテージを理解しておくようにしましょう。

商品発送先が海外の場合

ネットショップで商品が購入された後、その発送先が海外である場合は、日本からの輸出扱いになり、購入者が発送された国で関税を支払う必要があります。

この場合、海外発送のために必要な取引は費用が大きくかかってしまう場合が多くあり、商品代金から消費税を引いた額で販売してしまうと、その分利益がかなり低くなってしまう場合があります。

こういった状況を避けるためにも、事前に消費税の申告時、仕入税額控除の申請をしておかなければなりません。

その際は商品の売り上げ計上に消費税が含まれていないか、税込値段で販売していないか、という点を確認する必要がありますので、税務署に確認しながらすすめていくことをおすすめします。

まとめ

以上、ネットショップで輸入品を取り扱う際の注意点についてお話しさせていただきました。

事業としてネットショップを開業するには、事前に確認し、理解しておかなければならない規則が多数存在します。

特に輸入品であれば、それ専用の知識やスキルが必要になる場合が多いので、仕入れることに難しさを覚えることも多くなるでしょう。

ですが、輸入品を取り扱うことで、商材選びの幅が広がり、より良いものを販売することができるので、利益が得やすいと言えます。

ぜひこの注意点をしっかり理解して、正しく商品を輸入してくださいね。