単品リピート通販の運用における、ビジネスプランの考案順序

ネットショップビジネスは、企業のさらなる売り上げ向上を目指した場合にはもちろん、本業を持っている方の副業としても片手間で行えるビジネスとして、今注目を集めています。

ネットショップビジネスが軌道に乗りさえすれば、24時間どこに居ても商品を販売することができますので、非常に効率の良いビジネスであると言えるでしょう。

ですが、ネットショップの運営も立派なビジネスであるからこそ、そのビジネスを成功させるためにはしっかりとしたビジネスプランを構築し、明確にしなければ売り上げ向上には繋がりません。

もちろん、まったくビジネスプランが無いままビジネスを開始することは無いかと思いますが、多くの運営者はぼんやりとしたビジネスプランしか想像していないのではないでしょうか。

ビジネスプランを明確にしておくことで、今何をすべきなのか、今後どのような方向性で進めなければならないのか、ということがすべて見えてきますので、顧客に対する適切なアプローチ方法が分かってくるのです。

そこで今回は、ネットショップの運用における、ビジネスプランの考案順序について詳しくお話ししていきたいと思います。

ネットショップビジネスにご興味のある方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

ネットショップの運用におけるビジネスプランの考案順序

プラン1:「強み」を明確にする

まずは自社ネットショップのこだわりの「強み」を明確にしましょう。

特にネットショップでは、ただ大手ショッピングモールに出店したからと言って商品が売れることはありませんし、もちろん売り上げも向上しません。

ネットショップは実店舗に比べると、特に競合他社との差別化を図らなければなりませんし、集客活動を行わなければお客様が集まることはありません。

競合他社と比較した際に、自社にしかない独自性となる強みを全面的にアピールし、顧客の購買意欲をかきたてましょう。

プラン2:何を販売するのかを決める

まず第一に自社ならではの「強み」を明確にした後は、その強みを的確に反映している商材を選んで販売していきましょう。

この時に、実店舗で販売しているようなすべての商品を取り扱う必要はまったくなく、そのこだわりがアピールできる商材のみを取り扱うほうが良いのです。

そして、ネットショップで取り扱う商材に関しては「鮮度」が関わる商材はできるだけ避けましょう。

ネットショップは、商品の注文を受けた後に発送期間を設けなければなりませんので、鮮度が味を左右するものは、不向きであると言えるでしょう。

もし食品関係のネットショップを開業したいのであれば、この場合「〇〇はその日の内に食さなければ味が落ちてしまう美味しくなくなってしまうので、当ネットショップでは販売しません」と記載することで、「徹底的に鮮度にこだわる」という自社のこだわりをアピールすることができますよね。

このように販売方法にも自社独自でこだわることが大切です。

プラン3:誰に販売するのかを決める

強みを明確にし、何を販売するのか決めた後は、それを「誰」に販売するのか、ということを決めていきましょう。

ネットショップの特性としては、24時間年中無休の営業ができること、全国に商品販売を行うことができること、そして購入者個人を特定することができるという点があります。

24時間年中無休の営業、そして購入域を拡大することができることから、もちろん顧客層を拡大することができますが、ターゲットとなる顧客を必ず絞り込んでいきましょう。

プラン4:いくらで販売するのかを決める

そこまで決めることができれば、次はそのターゲットとした顧客層に商材をいくらで販売するのか、ということを決めていきましょう。

ターゲット顧客がその商材を受け入れるであろう価格を考案し、価格帯を適合させていきましょう。

商品価格を決定する前に、他社商品との差別化をしっかり図れているか、そして商品特性に見合った価格であるかということを考慮し、価格競争をなるべく避けるように設定していきましょう。

プラン5:どのように知ってもらうかを決める

そこまでが決まれは最後に、自社や自社商品をどのようにして知ってもらえるか、という広告宣伝方法を決めていきましょう。

まずは新規顧客を集客するために費用をかけた方法としては、未承諾広告メールを配信すること、懸賞キャンペーンを実施すること、アフィリエイトプログラムを実施することなどがあります。

そして費用をかけない方法としては、検索エンジン対策の実施、そして検索エンジンの登録、無料電子モールへの登録、自社商品に関連するテーマのサイトとのリンクなどがあります。

それと並行して、既存顧客に対してもメールマガジンを発行し定期的に情報発信をしたり、限定的な商品情報の発信、そしてイベント開催などで交流を深めるといった方法があります。

それらの方法を用いて、顧客に自社ネットショップ、そして商品を知ってもらう努力をしましょう。

まとめ

以上、ネットショップ運用における、ビジネスプランの考案順序についてお話しさせていただきました。

ビジネスプランをしっかり立てていくことで、より効果的なビジネス進行をすることができますので必ず必要なことだと言えるでしょう。

ぜひこれらの順序をもとに、明確なビジネスプランを考案してくださいね。