単品リピート通販でシニアマーケティングを成功させるには?紙媒体の活用が効果的!

現在は、スマートフォンの普及により、さらにインターネットが身近なものとなり、若い世代だけではなく、中高年、シニア層まで利用者は増えてきています。

しかし、いくら身近になったと言っても、商品を購入するとなると話は違い、多くのシニア層ユーザーはインターネットでの購入を避ける傾向が高くなります。

そのため、WEBマーケティングをいくら行っても効果が得られないのです。

そこで有効となるのが、シニア層からの信頼の高い新聞や雑誌などの紙媒体によるアピールです。

そこで今回の記事では、シニアマーケティングにおける紙媒体の有用性について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

WEBマーケティングはシニア層に効果がない?

ECサイトを運営していくうえで、WEBマーケティングは欠かせないものとなっています。

しかし、年代によっては、WEBマーケティングでは効果が見られないこともあり、特にそれが顕著であるのがシニア層です。

現在では、スマートフォンが幅広い年代に普及していることから、シニア層であってもWEBを利用する機会は増えており、WEBマーケティングを行うケースも多くなっています。

しかし、やはりシニア層では、商品を購入すると言ったお金の関わる取引の場合、WEBを利用することを避ける傾向が高いのです。

そのため、シニア層に向けてマーケティングを行う場合には、シニア層の信頼が高い媒体を利用することが効果的であると言えるのです。

シニア層には紙媒体が効果的!

シニア層は、そもそも、現在の若年層のようにインターネットを日常的に利用する環境に慣れていません。

シニア層ではテレビ、ラジオ、新聞、雑誌と言った、いわゆる4マスと呼ばれる媒体のほうが、日常的に触れることが多く、親しみやすいのです。

中でも、特に、60代以上では新聞の定期購読を続けている場合が多く、新聞に対する信頼が高いのも大きな特徴であると言えます。

そして、この新聞などの紙媒体は、保存性が高く、繰り返し何度も読むことができるという利点があり、これはマーケティングにおいて非常に有効となります。

また、シニア層は、若年層や中年層と比べると時間に余裕があるため、ゆっくりと時間をかけて読むことができるというのも、マーケティングに有効な利点と言えます。

さらに、マーケティングに有効な紙媒体として、DMが挙げられます。

WEBマーケティングでは、メールを活用したマーケティングを行うことが多いですが、インターネットになじみの薄いシニア層では効果が上がらないケースが多く見受けられます。

そのため、メールを活用していた場合でも、DMへ移行するケースも増加しており、DMの有用性が再認識されているのです。

このようなことから、シニア層に向けてマーケティングを行う場合、紙媒体を活用していくことが効果的であると言えるのです。

ただし、一口に紙媒体と言っても、いろいろな種類があり、それぞれ特性が異なります。

従って、活用していく際には、その特性に合わせることが大切です。

紙媒体を活用するメリット

紙媒体の代表的なものとしては、新聞、折込チラシ、雑誌、DM、通販カタログなどがあり、これらはWEB広告ではできない、紙媒体ならではの表現が可能となるというメリットがあります。

具体的な例としては、試供品をセットにしてDMで発送するサンプル付きの広告、エンボス印刷や箔押しなどの特殊加工で高級感を演出する、和紙などの特殊な用紙を使用し特別感を出すと言った工夫をすることが可能です。

このような工夫による訴求方法はWEB広告では不可能なことであり、紙媒体の特性を存分に活かすことができます。

そして、これにより視覚や聴覚だけでなく、ユーザーの五感すべてに訴えることができるのです。

また、前述にもあるように、新聞や雑誌などの紙媒体は、保存性が高くユーザーの手元に残るものですので、じっくりと読んでもらえる可能性が高いというメリットもあります。

WEB広告の場合、情報量が多いため流し読みされてしまうことも多く、リンクや検索などで別のページへ簡単に移行できるため、離脱される可能性が高くなります。

しかし、紙媒体であれば、一度流し読みされてしまったとしても、何度も読み返す可能性は高いため、目に触れる機会が多くなりますし、いったん別のページへ移ったとしても、すぐに戻ることができます。

これは、どの紙媒体でも同様ですが、雑誌などユーザー自身がわざわざ購入した紙媒体の場合は、さらに何度も読み返す可能性は高くなります。

さらに、新聞や雑誌などの紙媒体はWEB広告よりも、シニア層から信頼性が高いというのも大きなメリットです。

広告が掲載されている媒体そのものに対する信頼があるため、広告への信頼も高くなり、これは、商品やサービスの認知度や知名度が高くない場合であっても同様となります。

特に雑誌の場合、ファン化しているケースが多く、さらに信頼性が高くなる傾向があります。

まとめ

上記のように、シニア層へのアピールに紙媒体を活用することは、さまざまなメリットがあります。

ただし、このメリットを活かすためには、詳細なターゲティングが必要です。

一口にシニア層と言っても、性別や年齢、ライフスタイルなどにより求める商品は異なります。

シニア層全体に広くアピールを行うのではなく、シニア層の中でも詳細なターゲティングが重要となるのです。

また、紙媒体と言っても色々な種類があり、それぞれ特性が異なりますので、まずは、自社の商品やサービスに即した紙媒体を見極めることが重要となります。