単品リピート通販のチラシを有効活用するには?インパクトが大切!

スマートフォンやタブレットなどの端末が幅広く普及した現代では、マーケティングにおいても、WEB広告やSNSなどを活用することが多くなっています。

しかし、チラシと言った従来から行われている手法がなくなったわけではありません。

ターゲット層によっては、WEB広告などでは効果が得られないこともあり、今でも根強く利用されているのです。

そこで今回の記事では、チラシの活用方法について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

チラシとは?

チラシは、紙媒体の広告の1種であり、周囲にまき散らすように配布することから、チラシと名付けられたと言われています。

一般的なサイズは、A4サイズ、またはB5サイズですが、A3サイズやB4サイズの大きめなサイズを折り畳んで配布することもあります。

代表的なのは、新聞の折り込み広告として、新聞と一緒に配られるチラシであり、この場合、複数のチラシと同封されますので、その中で消費者の関心をより惹きつけるために、目立つようにデザインされることが多くなっています。

チラシの配布方法は、他にも、ポスティング、ダイレクトメール(DM)などがあり、目的に応じて選択することができます。

チラシの影響力

チラシを実際に活用するには、まず、チラシと言う媒体がどのような特性があり、どの程度影響力があるのかということを確認しておく必要があります。

ある調査結果では、新聞折込チラシに対する消費者の反応率は0.3%位とされています。

すなわち、チラシを見た1万人の消費者の中で、反応があったのは30人と言うことになるわけです。

これは、費用対効果を考えた場合、良い結果であると言えます。

ただし、このデータではターゲット層が特定されていないため、新聞を愛読する層をターゲットとした場合には、このデータ以上の効果が期待できるのではないかとも考えられています。

効果的なチラシを作るには?

チラシは、このように有効な販促方法ではありますが、商品やサービスを詳細に説明する媒体ではありません。

多くの消費者はチラシをじっくり読むことは少なく、一般的に消費者がチラシを目にする時間はわずか2秒程度と言われています。

この短い間に消費者が見ることができるのは、ほんのわずかな情報であり、これだけで即座に商品を購入することは期待できません。

つまり、チラシは、商品の購入と言う成果を目的としたものではないということなのです。

チラシの主な目的は、短い間に商品を消費者にアピールし興味を持ってもらうこと、そして、その興味を持った消費者に次の行動を促すことなのです。

この次の行動と言うのは、サイトを訪問してもらうことの場合もありますし、とりあえず問い合わせをしてもらうことである場合もあります。

これは、そのサイトの業種などによっても異なりますので、それぞれが目的を明確にしておく必要があります。

上記のように、チラシを活用するには、チラシを見た消費者にどのような行動をしてほしいのか、まずその目的を明確にすることが大切です。

そして、次に重要となるのが、誰に向けたチラシなのかを明確にするということです。

これは、チラシに限らず、広告を打ち出す際には欠かせないことであり、このターゲットが決まっていない場合には本当に伝えたいことが伝わらなくなってしまいます。

そして、ターゲットを設定する際には、できる限り詳細に決定していくことが必要です。

属性だけではなく、仕事やライフスタイル、家族構成、収入などあらゆる要素を絞り込み、具体的なターゲットを設定することにより、チラシの効果を最大限に発揮することができるのです。

チラシ作成の注意点

チラシの目的とターゲットが決定したら、実際にチラシを作成していきますが、この時に注意しなければならないポイントがいくつかあります。

まず1つ目のポイントが、その商品を使用することで、消費者が得られるメリットを強く訴求するということです。

商品の特徴だけを伝えても消費者の心を動かすことはできません。

その商品を使用した場合に、どのようなメリットがあるのかを、具体的に提示することが大切なのです。

2つ目のポイントが、前述のメリットに信憑性を持たせる具体的な数字を提示するということです。

いくらメリットがあると伝えても、それだけでは消費者が信じてくれることはありません。

具体的な実績や数字を掲載し、訴求内容に信憑性を持たせることが重要なのです。

3つ目のポイントが、実際に商品を使用した消費者の声を紹介するということです。

消費者に商品のメリットや具体的な実績を伝えても、消費者は完全に信頼してくれるわけではありません。

その場合に、重要となるのが、実際に商品を利用している消費者の口コミです。

多くの消費者は、商品を購入する前に、ユーザーレビューや口コミを調べ、商品が良いものであるか、そのお店を信頼できるかということを調べます。

自身と同じ立場にある消費者が、実際にどのような感想を持っているのかを知りたがる消費者は多く存在するのです。

そのため、チラシにおいても、そのような消費者の声を掲載することが必要であり、これを載せることにより、さらに信憑性を高めることができるのです。

まとめ

チラシは、古い施策のように思われていますが、現在でも多くの企業がチラシを効果的に活用しています。

しかし、チラシを配るだけで、すぐに商品の購入と言った成果に繋がるわけではありません。

消費者がチラシを目にする時間はほんのわずかであり、その間に商品に関心を持ってもらうことがチラシの役割なのです。

つまり、チラシは商品に関心を持ってもらうきっかけであり、そこから、サイトを訪問したり、問い合わせをしたりと言う行動に繋がっていくのです。

そのため、チラシを作成する際には、とにかく消費者の関心を引くことが重要視されます。

商品の情報を事細かに伝えるのではなく、消費者にどんな商品かを分かりやすく伝え、とにかく少しでも関心を持ってもらうことが重要となるのです。