古くから製造業を行っている企業にとっては、ブランドや製品に対するロイヤルティの低下などが関係し、成功しにくい状況になっていますよね。
また最近では小売店の閉業が多くなり、小売業界の成長が鈍くなっていることが問題となっているのですが、そんな中でもあるトレンドがEコマース内で盛り上がりを見せていることをご存知でしょうか。
そのトレンドこそ「D2C」です。
D2Cは、自社企業内で商品開発、そして製造を行い、完成した商品は自社ECサイトから直接消費者に商品を販売する仕組みのことを言います。
今非常に注目を集めているビジネスモデルであるからこそ、D2Cの知識が無かったり、間違えた理解を持っている場合は大きなチャンスを逃してしまうことに繋がります。
そこで今回は、注目を集める「D2C」企業の成功事例をいくつかご紹介していきたいと思います。
今後D2Cビジネスに挑戦したいとお考えの方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
K-Swissは、靴のブランドです。
1966年に最初のオールレザーテニスシューズである「K-Swiss Classic」を発表して以降、瞬く間に世界的な評価を得て、テニスシューズに限らないスタイルとして定着しました。
50年以上を経て、次の世代の起業家を育成し、インスパイアするものとなっており、世界中の若い世代に影響と刺激を与え続けているのです。
ビジネスの急成長を目的として、K-Swissと姉妹ブランドは2018年に「Shopify Plus」へ移行しました。
「SAPのERP」「Orliwed(在庫)」「Langify(翻訳)」「Bronto(メールサービスプロバイダ)」と連携し、わずか5週間で多言語及び多通貨対応となったサイトすべてを立ち上げたのです。
Nestleは家庭用コーヒーマシン業界において非常に人気の高いブランドですよね。
ブランドの拡大を拡げるために、Nescafeのオンラインストアの強化を目的としてShopify Plusを選択し、コーヒーはもちろんコーヒーに関連する商品をD2Cビジネスとして消費者に直接販売をしているのです。
ミレニアル世代の言葉を用いたり、SNSに多くの投資を行ったり、無料サンプルを提供することでECサイトには絶大な効果があったのです。
ECサイトを活用することで、すぐさま成果を発揮し、EコマースによりNescafeユーザーの獲得することができたのです。
Budweiserは、スポーツとの関わりが深いビールとして知名度が高く、世界80ヶ国以上で販売されています。
Budweiser自体、初めて消費財に進出する際に、Shopify Plusを利用し新しいブランドのRed Lightやスポーツ関連商品アイテムの販売を開始しました。
従来より、ビールを通じて常に顧客との関わりに新しい方法をとりいれています。
スポーツやBudweiserの熱狂的なファンとの関わりを持つ手段としてはかなり素晴らしい方法であると言えるでしょう。
かなり新しいビジネスモデルの採用として、ビジネス開始当時は大きな注目を集めました。
CoverGirlはビューティ&コスメブラドでしたが、従来までは大手ECショッピングモールやマーケットプレイスでしか販売されていなかったのですが、人気セレブを起用しD2Cビジネスの実験行い、数週間でShop CoverGirlの立ち上げに成功したのです。
人気モデルや人気タレントなどとのコラボレーション限定商品にも注目が集まっていますね。
独自ブランドであっても、このような手法を用いて商品アピールすることで大きな注目を集めることができるのです。
Cheertosは日本でも人気の高いチーズスナックですね。
D2Cのトレンドにいち早く乗り、Shopify Plusを利用して商品を提供することによって、パーソナライズされたブランド体験を実現し、日本でもかなり注目が集まりましたね。
また、ユーザーが購入したチートスの中に、少し変わった形をしたものを投稿するというような、イベントを込めたコンテスト形式のプラットフォームを立ち上げたことも大きな話題となり、さらに知名度が向上し売り上げも向上したのです。
まずは知名度と人気を高め、さらにビジネス展開を行ったことこそ、D2Cビジネスが成功した要因になったと言えるでしょう。
以上、注目を集める「D2C」企業の成功事例をご紹介させていただきました。
D2Cのトレンドに伴い、既存ブランドはユーザーにアピールすることが非常に重要です。
今のビジネストレンドをしっかり理解して、そのトレンドに遅れることなく流れに沿うことはビジネスの成功において非常に重要です。
ぜひこれらの成功事例を参考にしてくださいね。