ライフスタイルを変えるサブスクリプション

ここ数年で急成長を遂げた、サブスクリプションビジネス。

サブスクリプションがビジネス界にて回転し始めた当初は、「音楽」「動画」などのデジタルサービスが大きな成功を収めていましたので、サブスクリプションビジネスはデジタルサービスに最も向いていると言われていました。

ですが、日々日本国内でのサブスクリプションサービスは進化をし続けており、今ではデジタルサービスだけでなく、非デジタルのものまでもサブスクリプションビジネスとして成功を収めているのです。

映画や音楽、ドラマはもちろん、ファッションや本、ブランドバッグや飲食店にまで派生していることをご存知でしょうか。

サブスクリプションサービスにより、ユーザーは利用したい場合毎回購入していたものが、定額料金を支払うことで、使い放題になったり通い放題になることで、ライフスタイルが大きく変わったという方も多くいらっしゃるかと思います。

サブスクリプションサービスを提供する企業としては、企業に利益がありながらも、利用ユーザーにより良い環境を整えたいと思いますよね。

そこで今回は、ライフスタイルを変えるサブスクリプションについて、詳しくお話ししていきたいと思います。

サブスクリプションビジネスを展開するには、ユーザー目線に立って考案することが最重要であることを認識し、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

サブスクリプションがライフスタイルを変えるとは

サブスクリプションが、ユーザーのライフスタイルを変えるとはどういうことなのか、とある美容室を例に出してお話ししていきたいと思います。

美容室関係を提供しているサブスクリプションサービス見てみると、月額利用料金として16,000円(税抜)を支払うことで、その企業と提携しているおよそ150店舗の美容室に通うことができ、どの提携美容室に行っても、シャンプー、ブロー、ヘアケアのサービスを受けることができるのです。

このサービスは、平日であれば回数の制限なく利用することができるので、今人気を集めている、サービス開始1年に経たない間に会員数は4,000人を突破したのです。

このサブスクリプションサービスを利用している人の集計結果としましては、平均的に月9回利用しているという結果が現れました。

3日に1回は美容室に足を運び、髪を洗っていることになりますよね。

そして利用シーンに関しましても、美容室には「帰宅前」が一番多いようです。

仕事帰りや疲れたときの家に帰宅する前、少し美容室に立寄り髪を洗ってもらうことで、マッサージ感覚で癒し効果がある、髪を洗って乾かさなければいけないという面倒なことから解放される、というようなリラックス目的として利用することが多いことが分かります。

このように、サブスクリプションサービスを利用することで、より良い生活環境を作ることができたり、自分へのプレゼントとしてとらえ、ライフスタイルを変えていく方が多くなってきているのです。

「手軽」「時短」であること

ユーザーのライフスタイルを変えるような、サブスクリプションサービスを提供するには、「手軽」であること、そして「時短」であることがポイントです。

たとえば、美容室サブスクリプションサービスのターゲットとするユーザーを、ワーキングママであるとしましょう。

提携美容室が多いからこそ、その日の予定に合わせて美容室を選定することができるという、利便性が高いこと、そして持っているスマホから手軽に美容質を探し、予約をすることができることが、非常に魅力的なポイントであると言えるでしょう。

さらにワーキングママは、今非常に増加傾向にありますが、仕事、家事、そして育児までをこなすワーキングママにとっては、髪を洗って乾かすという手間を省くことができ、「時短」を叶え、さらに癒し効果を求めることができますよね。

こういったことから、この美容室サブスクリプションサービスは成功を収めています。

ユーザーにとって、利便性が高く、手軽に利用でき、かつそれを利用することで時短にも繋がるサブスクリプションサービスを提供することができれば、サブスクリプションビジネスは成功する可能性が格段に上がるのです。

まとめ

以上、ライフスタイルを変えるサブスクリプションについて、お話させていただきました。

今、サブスクリプションサービスを提供する企業は、まずユーザーのライフスタイルを見て提供方法を考案していく場合がほとんどです。

こういった時代背景のもと、サブスクリプションサービスを利用することでライフスタイルを大きく変えたい、と思っているユーザーも多くなってきているのです。

ですので今後は、デジタルサブスクリプションだけでなく、こういった非デジタルサブスクリプションの需要も増え、提供企業が増えることが予想されるでしょう。

サブスクリプションサービスの導入を検討されている方は、ユーザーニーズをしっかり把握したサブスクリプションサービスの考案をしてくださいね。