サブスクリプションビジネスにご興味を持たれているみなさま。
大手企業をはじめ、続々とサブスクリプションにビジネス転換は始まっていますので、ご興味を持たれている企業の方も多いのではないでしょうか。
ここまでサブスクリプションが広がった背景には、消費者のモノを購入するよりも体験に料金を支払うことに価値を感じる方が多くなったことが挙げられるでしょう。
従来からの販売形態が大きく異なって来ており、今の時代を牽引するビジネスモデルこそ「サブスクリプションビジネス」なのです。
サブスクリプションビジネスを行う場合、マーケティング手法を用いてターゲット先ユーザーのニーズを調べたり、情報を仕入れるかと思います。
サブスクリプションマーケティングを行う場合、それぞれの見込みユーザーが持っている興味や関心、そしてその行動に対する最適な情報を、最適な方法、最適なタイミングで提供するマーケティング活動が有効です。
そしてこれには、MA(マーケティングオートメーション)が必要になってくるでしょう。
顧客開拓におけるマーケティング活動を可視化、自動化するツールである「MA」だからこそ、サブスクリプションビジネスには必要不可欠になってくるのです。
そこで今回は、サブスクリプションビジネス向け、MAを活用したメールマガジン配信についてお話ししていきたいと思います。
今サブスクリプションビジネスを行われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
従来のビジネスモデルであれば、メールマガジンを配信する際は「メルマガ配信ツール」を使用することが一般的でしたが、今のBtoBビジネスモデルにあったメールマガジンの配信は、MAツールを利用することが有効的です。
MAツールを利用することで、送信成功率や開封率、メールマガジンから自社サイトへ流入した数だけでなく、自社サイトへの流入者がどの企業の誰か、その人がどのページをどれくらい閲覧したのか、他のどのページへ移動したのか、ということまで特定することができるのです。
ですので、かなり営業活動に役立てることができ、営業担当者をバックアップし、強化する今のビジネスに合った施策と言えるでしょう。
①メールマガジンを配信する
⇒②問い合わせが入る
⇒③MAツールでその人が問い合わせ以前に自社サイトのどのページを閲覧したのかが分かる
⇒④その点を課題と想定し商談
⇒⑤提案
⇒⑥受注
この流れの場合、ポイントとなるところは「③問い合わせが入る」でしょう。
ユーザーからの問い合わせ時には、ユーザーは「詳細が乗っている資料が欲しい」というくらいで、その人が抱えている課題まで理解することができませんし、聞くことも難しいでしょう。
ですが、MAの機能を利用すれば、Cookieを利用することで過去に遡りサイト内での行動を把握することができますので、問い合わせ前後の行動履歴を把握し、「このユーザーはこの機能や情報に興味がある」ということを判断することができますので、提示する資料や商談の仕方が的確になりますので、受注の可能性が高まります。
今ビジネスの中で「名刺読み取りアプリ」が流行していますよね。
MAツールは名刺読み取りアプリと連携している場合が多いので、その名刺読み取りアプリを組み合わせると、展示会やセミナーフォローの強化をすることができるのです。
①展示会やセミナーの開催
⇒②獲得した名刺をアプリに落としデータ化する
⇒③MAツールで即日お礼メールの送信
⇒④早期アポイント獲得
⇒⑤受注
従来のビジネス方法であれば、展示会やセミナーを開催した後、その場で獲得した名刺に対してのお礼メールの送信は、3日~1週間程度のタイムラグが発生してしまっていました。
ですが、MAツールと名刺読み取りアプリを組み合わせることで、その場で瞬時にデータ化をすることができますし、連携して上手く活用すれば即日お礼メールを送信することができますので、ユーザーの記憶が明確なうちに素早いフォローをすることができるのです。
もちろん、アフターフォローは早ければ早いほど良いので、ユーザーの信頼性も増し、アポイントを獲得しやすくなるのです。
ステップメールとは、資料請求日や名刺交換日など、ある起点を置き、あらかじめ準備をしていた複数のメールをスケジュールに沿って順次配信するマーケティング手法です。
①事前に見込ユーザーの検討フェーズごとのメールマガジンコンテンツの準備
⇒②名刺獲得からタイマーにより自動でメールマガジンを順番に配信
⇒③メールマガジンより自社サイトへの流入など、MAツールで反応があったユーザーを把握し、優先的にフォローする
⇒④競合に先駆け提案
⇒受注
ステップメールは、見込ユーザーの育成にも非常に効果的で、もしパートナー企業がある場合でも、そちらへの情報提供にも非常に有効的です。
順番に説明していくことができますので、非常にメリットが大きいと考えられるでしょう。
以上、サブスクリプション向け、MAを活用したメールマガジン配信について、詳しくお話しさせていただきました。
自社企業にとって重要なユーザーに対しての情報発信だからこそ、慎重にならなければなりませんが、あまりに大げさに構えすぎてしまっては行動に移すことが遅くなってしまいます。
メールマガジンは持続力が大切ですので、いかに効率よくサブスクリプションビジネスを運用することができるか、ということを検討し、入念な準備の上で始めて下さいね。