今非常に注目を集めているビジネスモデルと言えば「サブスクリプションビジネス」が挙げられるでしょう。
サブスクリプションが拡大し始めた当初は、デジタル商材こそサブスクリプションと相性が良いと考えられていたのですが、最近ではサブスクリプション市場規模の拡大に伴い、多くの業種が参入をはじめ、サブスクリプションを導入できない商材はない、とまでも言われているのです。
サブスクリプションビジネスにおいてマーケティングを行っている際に「オウンドメディア」という言葉を耳にすることがあるでしょう。
オウンドメディアとは、自社が保有するメディアのことであり、自社ネットショップサイトやブログなどの、自社発信のためのメディアのことを言います。
SNSとして自社でFacebookやTwitter、Instagramを運営していたとしても、一般的にはオウンドメディアと呼ばれません。
このオウンドメディアこそ、サブスクリプションビジネスに取り入れるべきだと言われているのですが、なぜこのように言われているのでしょうか。
そこで今回は、サブスクリプションにオウンドメディアを取り入れるメリットと目的についてお話ししていきたいと思います。
サブスクリプションビジネスを行われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
オウンドメディアを取り入れることによって得られるメリットはいくつかあります。
まず第一に、継続的な集客に有効的だということでしょう。
オウンドメディアを取り入れることによって、コンテンツが蓄積されますので、運営すればするほど成果が安定し、収益も右肩上がりになりやすいのです。
さらに、Web広告と比較してもコストを抑えることができますし、継続的に発進し続ければ過去のコンテンツからの流入にも期待できるでしょう。
二つ目のメリットは、自社や商品、サービスのファンを作りやすいことにあるでしょう。
オウンドメディアを求めているユーザーは、専門性やオリジナリティを求めていますので、それを活かしたコンテンツを発信したり、商品開発秘話などを発信するなど、戦略は無限に立てることができるのです。
このようなオウンドメディアこそ、独自のファンを生み出しやすいのです。
三つ目のメリットは、広告コストを削減できるということです。
リスティング広告のようなWeb広告は、コストが大きくかかってしまう場合がほとんどですが、基本的にオウンドメディアは、自然流入やSNSからの流入ですので、オウンドメディアで集客を行うこと自体にはコストがかかることはありません。
ですので、広告コストを大幅に削減することができるでしょう。
四つ目のメリットは売り込まないブランディングができることでしょう。
オウンドメディアはもちろん販促への誘導を行うことはありますが、基本的に直接販促を行うことはなく、その商品のより良い使い方や役立つ情報、コラムなどを中心に発信していきます。
このような発信を続けていると、ユーザーに信頼感を与えることもできるので、これこそ売り込まないブランディングになるのです。
オウンドメディアの第一の目的はやはり「集客」でしょう。
オウンドメディアを運用し、そもそも集客を目的としている場合もありますし、オウンドメディアを経由して商品販売のための際サイトへ誘導する場合もあり、とにかく少しでも多くの流入を集め、集客することを目的としているのです。
多くの集客を集めるには、最低一日一コンテンツを発信し、より多くのキーワードを設定することで、掲載順位の上位を目指すことが重要です。
もう一つの目的は、「ブランディング」です。
上記で集客したユーザーに対し、興味を持って繰り返し読んでもらえるようなコンテンツを発信することで、企業とユーザーの信頼感を強めることができ、結果的にブランディングを成功させることができるのです。
オウンドメディアとSNSを併用してブランディングを目的とする企業も多いのではないでしょうか。
ですがSNSではコンテンツが蓄積されず、検索エンジンに頼ることができませんので、オウンドメディアこそ、ブランディングには必ず取り入れるべきだと言えるでしょう。
また、リードの獲得も目的としています。
ですが、オウンドメディアを立ち上げる際にさっそくリード獲得を目的としてしまうのは失敗してしまう原因になってしまいますので、まずはひとつでも多くのコンテンツを発信して集客を行い、しっかりとユーザーとの信頼関係を構築した後に、リードの獲得を目的としていきましょう。
以上、サブスクリプションにオウンドメディアを取り入れるメリットと目的についてお話しさせていただきました。
オウンドメディアの運用は、今多くの企業から注目を集めており、ご興味を持たれている方もきっとたくさんいらっしゃるかと思いますので、この機会に理解を深めてみてはいかがでしょうか。
今のビジネスモデルではオウンドメディアを運用することは必須とも言われていますので、ぜひさっそく運用を始めてくださいね。