サブスクリプションビジネスにご興味のあるみなさま。
今、サブスクリプションは非常に注目を集めているビジネスモデルですよね。
ユーザーにとっても企業にとっても、メリットが多いものであり、スマートフォンやモバイル端末の普及、そして無線LAN(Wi-Fi)の普及がが背景となり、屋内外問わずインターネットを利用しやすい環境になりました。
さらに近年SNSの利用者が急激に増え、情報の伝達が非常に早くなりましたし、いつでもスマートフォンを身のまわりにおいておく、という方が増えてきました。
ですので、音楽や動画などをスマートフォンで観ることを求めだしたユーザーのニーズに合わせ、デジタルサブスクリプションが注目を集めているのです。
また、若い世代を中心に、モノを所有することから、利用することへの価値観の変化も大きく関わって来ています。
必要最低限のものだけを必要とする「ミニマルライフ」「断舎離」という発想が珍しくなく、生活において必要となるリアルなものなでも、サブスクリプションとして扱いライフスタイルに合わせようという考えになってきてます。
このようにデジタル品だけでなく、非デジタル品までもサブスクリプションが導入され始めているからこそ、自社マーケットの拡大のチャンスと捉え、サブスクリプションの導入を検討する方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、サブスクリプションを導入する前のチェックポイントについてお話ししていきたいと思います。
これからサブスクリプションを導入しようとお考えの方、そしてサブスクリプションビジネスにご興味のある方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
まずは、自社が提供する商品やサービスの需要はどうか、考えてみましょう。
どのビジネスにおいても、需要が無い商品は売れることはありませんし、需要を把握していなければビジネス計画を立てることができません。
もうすでに自社企業で扱っている商品やサービスを、サブスクリプションとして展開するには大体の需要を予想できるかと思いますので、今よりも価格改定を行いユーザーに負担のない利用料を提案すれば良いでしょう。
そうすることで、既存ユーザーがサブスクリプション利用ユーザーになってくれる可能性が高いですよね。
ですが、新たなビジネス展開としてサブスクリプションを導入する場合であるのであれば、自社が提供する商品やサービスに「新規性」が求められます。
料金プランについても新規性を見せ、他社が参入してきたとしても競合に勝てる強みを持つことが重要です。
自社がサブスクリプションとして提供しようと考案している商品やサービスは、ターゲットとしている顧客ニーズに合っているものでしょうか?
もちろん、顧客ニーズというものは相手が企業なのか、それとも一般人なのかということで大きく変わってきます。
企業が顧客となる場合であれば、商品やサービスの安定性が求められるでしょうし、サポート体制についても求められるでしょう。
そして一般人が顧客となる場合であれば、飽きずに使い続けることができるか、欲しいものがあるか、ということが求められます。
そして提供するものが「利用」なのか「消費」なのかということでも二―ズは大きく変わってきますよね。
また、企業が商品やサービスを選んで届けるのか、それともユーザー自信に選んでもらうのか、ということもニーズに入ります。
企業が選んで届けるのであれば、ユーザーの予想を良い意味で裏切るサプライズが求められますし、ユーザーが選ぶのであればそれぞれのユーザーが納得の行く商品を用意しなければなりません。
サブスクリプションビジネスだからこそ、独自の工夫が必要になってきますので、提供する商品やサービスのニーズをしっかり把握しなければなりません。
顧客は利用料金を支払う際、決済手段を選びます。
この際、企業としては可能な限り多くの決済方法に対応しておかなければなりません。
そして数種類の決済方法から顧客が自由に選べるようにしておくことが理想的です。
企業が顧客対象となるのであれば、その企業の経理担当者が支払う業務を行いますので決済方法は少なくても良いのですが、個人ユーザーがターゲット対象となるのであれば、毎月自動的に口座などから支払ってもらうように設定すると、個人ユーザーは利便性を感じることでしょう。
また、若い世代をターゲットとして考えるのであれば、スマートフォンから行えるキャリア決済も有効であると言えるでしょう。
ですが、利用料金のプランが少額からある場合、ユーザーは決済手数料を高いと考える場合がありますので、支払方法を選定するには、ターゲット層と提供料金をよく見比べて考案する必要があります。
以上、サブスクリプションを導入する前のチェックポイントについてお話しさせていただきました。
いざサブスクリプションを導入するとなると、さっそく決めていかなければならないことはたくさんあるのですが、今回ご紹介したポイントは今後の売り上げに直接結びついてくることでもありますので、ぜひ見落としのないよう、しっかりチェックしてくださいね。