この記事では、「サブスクリプション」の3つの注意点にどのように対策すれば良いかについてご紹介しています。
ビジネス面においては「一定の金額を支払う事で様々なサービスを利用出来る定額サービス」と言った印象を持っている方が多いと思います。
今回はそんな「サブスク型ビジネス」の注意点に対して、どのように対策してメリットへと転換していけばよいかについてご紹介していきたいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
「サブスク型ビジネス」を展開する際の注意点です。
・定額サービスでもあるため一定のコストと費用が必要になる
・ジャンルによってはブランド価値が傷づく可能性がある
・常に新しいサービスの提供や改善が求められる
まずは、「定額サービスなので一定のコストと費用が必要になる」という点です。
冒頭でも書いている通り、消費者やユーザー・お客様側からみた「サブスク型サービス」は、簡単に言えば「定額使い放題サービス」というイメージを持たれている方が多いと思います。
もちろん「定額使い放題サービス」のイメージで良いのですが、事業者側からすると本来であれば、「販売価格」として売られている商品を「定額で使い放題」で貸し出す形になります。
ですので、どうしても定額で賄える範囲を超えてしまう場合があります。
次が「ジャンルによってはブランド価値が傷つく可能性がある」という点です。
ブランドそのものの価値と言えば、高額で質の良い高級なイメージを持たれている方が多いと思います。
つまり、なかなか手を出すことが出来ないような商品やモノが「ブランド」です。
しかし、元々高額だったブランドを定額で、しかも使い放題で利用することが出来てしまうと、消費者側やユーザーからは「手の届かなかったもの」から「一定料金を支払えばお得に使うことが出来るようになるモノ」へと意識が変化してしまいます。
そうすると、元々その会社が築き上げてきたブランド自体の価値は、どうしても下がってきてしまいます。
もちろん、定額使い放題とはいえブランドである以上、その料金も決して安くはないと思いますが、それでも実際に購入するよりは安易に使用することが出来るため、ユーザーの印象やイメージは変わってしまう可能性は十分にあると思います。
3つ目が「常に新しいサービスの提供や改善が求められる」という点です。
この「常に新しいサービスの提供や改善が求められる」点については、サブスク型ビジネスだけではなく、あらゆるビジネスにおいて必要な対策になると思います。
しかし、サブスク型サービスは一定料金を支払うことでお得にサービスを受けることが出来るのが売りになるため、ユーザーや消費者から「一定料金を支払ってまでも利用する価値がない」と判断されてしまえば、すぐに解約してしまいます。
昨今では様々な種類のサービスがありますので、消費者の目も肥えており、よりお得で便利なサービスを見つければそちらを利用すると思います。
ですので、いかに顧客の解約を阻止するか・常にお客様を飽きさせない満足のいくサービスを提供し続けなければならないという大変さは、「サブスクリプション」では一番気を付けるべき点であるかもしれません。
上記の3つの注意点に対して、いかに対応していけばよいかについてここではご紹介したいと思います。
まず「定額サービスでもあるため一定のコストと費用が必要になる」という点に関しては、単純に顧客数(会員数)を増やし母数を増やせば、一定のコストや費用以上の利益を上げることが出来ます。
しかし、こうして説明するのは簡単ですが、実際には様々な企業が新規顧客を獲得するために悪戦苦闘しているのが現状です。
ですので、注意点の3つ目に紹介した「常に新しいサービスの提供や改善が求められる」点で、新規顧客に対していかに魅力的なサービスであるかをアピールしていくことが大切になると思います。
そして、「ブランド価値が傷つく可能性がある」点に対する対策方法は、付加価値を付けて行く方法が最もやりやすい対策方法だと思います。
ただ単に、ブランドモノを定額制で利用してもらうだけではなく、普段だったら絶対に利用したくても出来ない+αのサービスを加えることで、ブランド価値を傷つけずに「サブスクリプションサービス」を展開することができると思います。
もっと、業種を絞れば様々な対策方法があると思いますが、今回ご紹介した対策方法も有効かと思いますので、実践してみても良いと思います。
今回は、サブスクを事業を行う際の注意点に対する対策法をご紹介してきました。
非常に素晴らしい「サブスク型のビジネス」ですが、注意すべきことは多少なりとも存在します。
その注意点とは、
・定額サービスでもあるため一定のコストと費用が必要になる
・ジャンルによってはブランド価値が傷づく可能性がある
・常に新しいサービスの提供や改善が求められる
ですので、そのデメリットをいかに対策を講じてプラスに持って行くかが重要になってきます。
もちろん、今回紹介した対策方法だけでは心許ないですし、もっとマーケティングやユーザーの生の声なども必要になってきます。
デメリットをプラスにさせるのは決して簡単ではありませんが、成功すれば必ず利益が上がり、結果的には事業も成功するので、試してみても損はないと思います。