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商品やサービス販売にご興味があるみなさま。
今、新たなサービスの提供として注目を集めている「サブスクリプション」をご存知でしょうか。
サブスクリプションとは、従来であれば自分が得た商品やサービスに対して料金を支払っていたのですが、サブスクリプションは自分が利用したいモノに対する利用期間の「権利」に料金を支払うシステムです。
最近ではこのサブスクリプション手法が多くなってきており、みなさまの身の回りで考えてみても、「音楽」「映画」「ドラマ・アニメ」などが、サブスクリプションが取り入れられていますね。
毎月一定金額を支払うだけで、そのサービスを利用することができるので、ユーザーにとってもとても利便性が高く、需要がどんどん高まって来ています。
今の時代にあったユーザーの「商品やサービスを所有する」のではなく、「必要なときだけ利用する」というようなライフスタイルの変化にも非常に関わりがあると言えるでしょう。
そんな魅力的なサブスクリプションですが、なぜこんなにも注目を集めているのかご存知でしょうか?
そこで今回は、サブスクリプションが注目されている3つの理由について、お話したいと思います。
今後の自社でサブスクリプションを導入しようと思われている方、サブスクリプション手法にご興味がある方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
従来の販売手法であれば、まず販売するモノを作り、大量に販売し、利益を得るといったビジネスモデルでした。
ですがその手法であると、商品を販売出来ない場合、利益を生むために商品を低価格に設定し直し、ユーザーに再提案を行い、どうにかしてモノを購入してもらおうとします。
そうなると、当初予定していた利益から大きく下がってしまいますし、ユーザーにとってもそのモノ自体に十分な満足をしているかというとそうではありません。
ですが、サブスクリプションは、そんな販売ビジネスとは違い、あるモノを販売したときに利益を得ることができる「売り切りモデル」なのです。
原価価格に、一定の利益幅を設定してから価格設定を行うので、モノを企業の希望価格でユーザーに購入してもらうことができれば、企業は確実に利益を生みだすことができるのです。
この従来とは違う商品販売手法が注目されているからこそ、サブスクリプションを取り入れている企業が多くなってきたのです。
一昔前であれば、欲しいモノがあればその商品代金を支払い「所有」するということが一般的でありました。
ですが、実際にそのモノを購入する財力や、所有し続ける財力がある場合でも、自分一人で所有し続けるには無駄がある、という考えを持つ人が増えてきました。
例を挙げて考えてみると、例えば車を所有したとしましょう。
車を所有したとしても、その車を一日中乗り続けているか、と言われるとそうではありませんよね。
車に乗っていない時間、そして利用しない期間があるのであれば、その間には「無駄」ができてしまいますので、その間は別に使用したい人に提供したほうが、環境的にも効率が良いという考えが起きるのです。
このような、エンドユーザーが多様化することこそ、サブスクリプションの背景にあるのです。
車に限らず、流行に大きく関わる「ファッションアイテム」同じことが言えるでしょう。
せっかく購入しても、流行に左右されやすい洋服であれば、時期が変わればいずれ着用しなくなってしまうことってよくありますよね。
そういった場合、購入するよりもレンタルができれば、というユーザーのニーズの変化から、さまざまな需要に合わせたサブスクリプションが注目されているのです。
従来の商品販売では、ユーザーに満足してもらいユーザーの生活が豊かになるという思考から、商品販売が行われていました。
実際にも高度経済成長期の時期は、ユーザーにも「モノを得る=豊かになる」という根強い考えがありましたので、企業側もニーズを特定しやすいという利点がありました。
ユーザーの生活を豊かにするものを販売すれば、ユーザーは必ず手に取って購入していました。
ですが時代の流れと共に、欲しいモノがあってもインターネットなどで簡単に手に入れることができるようになり、ユーザーは簡単にモノに価値を生みださなくなりました。
ただ「モノを得る」ということが、「豊かになる」わけではないという考えの変化が起きてきているのです。
さまざまなユーザーのニーズの取り違えや、コストパフォーマンスが悪くなってしまいますので、従来の販売手法では購買層が特定できなくなってしまったことも、サブスクリプションが注目された理由であります。
以上、サブスクリプションが注目されている3つの理由についてお話させていただきました。
この他にも、サブスクリプションは多くのメリットとデメリットが存在し、注目されている理由もあるのですが、企業側に注目された大きな理由はこの3つにあるのです。
この理由に当てはまるお悩みがある方は、ぜひ今後サブスクリプションを導入することを検討してみてはいかがでしょうか。