今、新たなビジネスモデルとして「サブスクリプションビジネス」が大きな注目を集めています。
商品を購入して自身の所有物にするよりも、利用したいときに利用したい分だけの料金を支払うことに価値を感じる消費者が多くなってきたことが、サブスクリプションの需要を高めているのでしょう。
サブスクリプションの拡大当初は、デジタル商材が中心だったのですが、今では自動車やファッションなどの非デジタル商材までもサブスクリプションとして提供が始まっており、どんどん拡大していることが分かりますね。
サブスクリプションの提供を始めた企業にとっては、自社商品の認知度を高めるためにどのようにして広告を出稿しようか、どうすればユーザーに嫌悪感を抱かれない広告を出稿できるのか、考えるポイントですよね。
今までであれば「動画」を見る機会と言えばテレビや映画が主流であり、そこで流れるCMこそ新商品や新サービスを知る上で重要な情報源でしたよね。
ですが今では、YouTubeやライブ配信、動画広告、SNS動画投稿なども多くなり、動画はかなり身近なものになっており、今後さらに需要が増してくるだろうと予想されているのです。
そこで今回は、サブスクリプション広告を出稿するなら、動画広告とバナー広告どちらの方がよいのか考えていきましょう。
サブスクリプションビジネスで動画広告を出稿しようとお考えの方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
動画広告と言えば今かなり盛り上がりを見せているかと思いますが、それでもバナー広告と比較してみるとどうでしょうか。
バナー広告とはいわゆる「ディスプレイ広告」と言われるものであり、基本的には静かな画像広告です。
インターネットの利用率の増加に伴って急成長している広告であり、今現在でも検索サイトやメディアにはバナースペースがありますよね。
広告種別構成比的には、動画広告はディスプレイ広告に及んでいませんし、まだ広告媒体費も少ないでしょう。
ですが、動画広告は年々需要が高まっており、少しずつその差が縮まっているのです。
まだ動画広告はバナー広告に敵いませんが、ゆくゆくは逆転することも考える規模でしょう。
動画広告の魅力と言えば、まず第一に動画は記憶に残りやすいことが挙げられますね。
ただ相手に文字を読ませる静的な広告と比較しても、動画は記憶の定着率が高いので、広告との相性が良いのです。
また、動画だからこそ商品の具体的なイメージが伝わりやすいこともあるでしょう。
例えば実際のその商品を使用している風景を撮影することで、映像や音、体験すべてをユーザーに届けることができます。
今、動画広告が注目を集めているからこそ、上記以外にも動画からサイトへの流入に期待することができること、効果測定を行うことができること、コストが少ないこと、クリエイティブの制限が少ないことなど、多くの点でテレビCMよりも優れていることが分かります。
テレビを視聴しない層へもアプローチすることができますので、十分なメリットを得ることができると考えられるでしょう。
動画広告だけの活用でも十分に大きな効果を期待することができますが、さらに他の媒体と連携することでより高い効果を期待することができるでしょう。
結局のところこれから広告出稿する場合、動画広告とバナー広告のどちらが良いのでしょうか。
今現在は動画広告市場は急成長を遂げているものの、バナー広告と比較するとそれほど大きな差はないのです。
なぜ差が生まれないのか、それには「静止画と動画の情報量」が理由となっているでしょう。
情報量の差だけを見てみると、一見動画広告のほうがはるかに優れているのですが、動画は最初から最初まで見てもらうことができなければ、内容を理解することができませんよね。
それに比べ静止画の場合であれば、接触した瞬間に最低限の情報を得ることができます。
情報量によって大きな差があると思いますが、実際にはフォーマットごとに特徴がありますので、結果的にはそれほどまでの差がない状態になっているのです。
全国の20代~40代の男女を対象としてWe広告に関する意識調査を行ったアンケート調査によると、約40%が動画を再生しても最後まで見ない、という結果もあります。
つまりバナー広告と動画広告を比較すると、情報量は多いものの、見てもらう工夫をしなければ動画を最後まで見てもらえることは出来ず、結果的にユーザーに伝わる情報量に差がないことになってしまうのです。
いかにしてユーザーの興味を惹くことができ動画を作ることができるか、ということを第一条件に考える必要があるでしょう。
以上、サブスクリプション広告を出稿するなら、動画広告とバナー広告のどちらの方が良いのか、という事についてお話させていただきました。
今現在ではユーザーに伝わる情報量が同じという結果が多いため、どちらを利用しても同じような効果を得ることができるのですが、今後5Gの時代になるにつれて、動画広告の需要が高まることが予想されています。
ぜひ今のうちに動画広告ととは何か理解を深め、今後の広告施策に役立ててくださいね。