サブスクリプションビジネスにおいて知っておくべき「キラーコンテンツ」

今、消費者の価値観がモノを所有することよりも利用することに価値を感じる時代になっています。

この時代を牽引しているビジネスモデルこそ「サブスクリプション」であり、今大手企業をはじめ多くの企業が導入し、注目を集めています。

企業がサブスクリプションビジネスを行うことで、より細かな顧客データを得ることができますし、安定した収益を得ることができ、そして消費者にとっても今までよりも安くお得に便利にモノやサービスを利用することができますので、双方にとって非常にメリットが大きいと言えるでしょう。

このサブスクリプションビジネスを行う上で、「コンテンツマーケティング」に取り組む企業も多いですよね。

このコンテンツマーケティングの中でも特に「キラーコンテンツ」に関しては、サービスの契約やコンバージョンに強い影響を与えると考えられていますので、重視すべきポイントになるでしょう。

ですが、コンテンツマーケティングを行っていたとしても、まだまだキラーコンテンツを理解しておらず、勿体無い状況にある企業があることも事実です。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスにおいて知っておくべき「キラーコンテンツ」について、詳しくお話させていただきたいと思います。

サブスクリプションビジネスを行われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

キラーコンテンツとは

コンテンツマーケティングにおけるキラーコンテンツは、得点に繋がる「キラーパス」のようなコンテンツという意味を持っており、いわゆる「コンバージョンに大きく貢献するページ」のことを言います。

ただコンバージョンのための道筋というわけではなく、しっかりとした戦略を考案し、キラーコンテンツを設計、そして配置し、コンバージョンへのクロージングのための役割を持たせて活用することで、非常に効果的にコンバージョンの向上を狙うことができるでしょう。

広告LP(ランディングページ)との違い

キラーコンテンツとランディングページの大きな違いは、「ターゲット」です。

ランディングページのターゲットとするユーザーは、新規ユーザーでありますが、キラーコンテンツに関しては、育成フェーズで使われるクロージングコンテンツの一種であり、コンバージョンへ貢献するページになりますので、もうすでに接触しているユーザーを対象としているのです。

クロージングを行う際、特に有効で成果が出やすいページだからこそ、キラーコンテンツを設置し、そのキラーコンテンツを適切なタイミングでユーザーの目に留まらせ、そして賞品購入やサービス契約に至るのです。

どのようなページがキラーコンテンツなのか

どのようなページがキラーコンテンツに当たるのか、それはユーザー心理を考えてみましょう。

その商品を本気で欲しいと考えるとき、もしくはそのサービスを本気で契約しようと思うときのユーザー心理を考えると、どのような機能のあるページが「必ず確認したいページ」になり、「購入したい気持ちに繋がる最後の後押し」になるのか、ということを考えていきましょう。

たとえばサブスクリプションビジネスに多いBtoBであれば、多くの消費者は購入や契約前に口コミページやユーザーからの評価、感想を確認するでしょう。

ですので、そのようなことを記載したり、比較ページ、事例ページを設置してそのページをキラーコンテンツとして位置づけるでしょう。

Googleアナリティクスから見るキラーコンテンツの作り方

常にコンバージョンが起こっていますので、共通の経由ページをあぶりだすことで、キラーコンテンツのヒントをつかむことができるでしょう。

Googleアナリティクスから見た場合、「1:メニュー 行動 > サイトコンテンツ > すべてのページ」「2:セグメント コンバージョンに至ったユーザー」という見方になります。

サービスを紹介しているページではないコンテンツ型のページがどこで見られているのか、ということを確認しましょう。

キラーコンテンツの効果的な使い方

キラーコンテンツを効果的に使うには、まず効果を見込むことができるターゲットにキラーコンテンツを見せ、そしてコンバージョンを増加させなければなりません。

そのためには、「有効なリンク誘導を行うこと」「リターゲティング広告で再訪を促すこと」「意欲の高いリードにターゲティングをメールを配信し案内すること」が有効でしょう。

これらをうまく組み合わせ、設置することでキラーコンテンツにはまるユーザーが多くなり、契約数の増加が期待できます。

まとめ

以上、サブスクリプションビジネスにおいて知っておくべき「キラーコンテンツ」についてお話させていただきました。

キラーコンテンツは有効活用することによってコンバージョンのクロージングを上げ、さらに無駄な営業活動を削減することができますので、「顧客から嫌われない営業活動」を行うことができるのです。

ぜひこの機会に、自社サブスクリプションサイトにもキラーコンテンツを設置し、効率よく集客をしてみてはいかがでしょうか。