D2Cビジネスでエンジニアを採用するための工夫

近年、市場ではD2Cというビジネスモデルが大きな注目を集めています。

D2Cは、Direct to Consumerの頭文字を取った略称であり、ブランドとユーザーが直接繋がる仕組みを構築しています。

既存のビジネスモデルと比較すると、収益性が非常に高く、自由度の高い運営を実現しているのです。

企業内で製造から販売までを完結させていること、ブランド独自の世界観やブランドストーリーの共感を誘うマーケティングをしていること、Webサイトの成長に繋がる投資システムであることが特徴です。

業種によってはD2Cビジネスを行うことで得られるメリットが非常に多いので、続々と導入事例が多くなっています。

ですが今、D2C業界をはじめビジネス業界では、少子高齢化による人材不足が非常に深刻化しており、D2Cなどの新しいビジネスにおいては、エンジニア不足が問題になっています。

AIやloTなどの新しい技術の普及と、多様化するサイバー攻撃に対するセキュリティ対策など、さまざまな業種でエンジニアの需要が高まり、エンジニアを採用することが困難になりつつあるのです。

そこで今回は、D2Cビジネスでエンジニアを採用するための工夫について、詳しくお話させて頂きたいと思います。

これからD2Cビジネスでより良い人材を採用していきたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

エンジニアの採用難易度が高い

生産年齢人口が減少し、どの業種でも人材不足が問題となっているのですが、これはエンジニアも同じことが言えます。

エンジニアは大きく「課題解決型」と「価値創造型」の二つに分けることができます。

課題解決型は、業務の効率化やコスト削減を実現することを目的としており、価値創造型はこれまでにないビジネスの創出や、新しい仕事、そして価値を生み出すことを目的としています。

従来までは、課題解決型エンジニアの需要が多かったのですが、少子高齢化により市場拡大が難しくなっている今、いかに競合他社に負けず生き残ることができるか、というための戦略を練る必要がありますので、AIやloTなどの新しい技術に長けている価値創造型エンジニアの需要が高まってきているのです。

ですが新しいエンジニアを採用するためには、企業内エンジニアの協力を得て、エンジニアの技量をしっかり見極めなければならないのですが、企業としての採用活動を変化することができずにエンジニアの技量をしっかり測りきれていないことが、エンジニアの採用難易度を高めてしまっているのです。

また、そもそも優秀なエンジニアは転職市場に出ていないことも理由のひとつです

優秀なエンジニアほど、ひとつの企業に就職するのではなく、フリーランスで働く傾向にあるのですが、フリーランスのエンジニアは自分の技量を理解してくれる企業と契約するほうが、最大限の力を発揮することができますので、転職市場に出ることがすくなく、より採用が困難になっているのです。

エンジニアを採用するための工夫

・自社に必要なスキルや経験を明確にする

自社にエンジニアを迎えた際にはどのような業務を行ってもらいたいのか、その業務のためにはどのような経験やスキルが必要なのか、ということを明確にしなければなりません。

そもそもこの最低条件を明確にしていない企業には、エンジニアも応募することはないでしょう。

特に優秀なエンジニアの場合であれば、自分自身が得意とする分野のみをフリーランスで受けることが多いので、企業に就職し、不明確な業務を埋めることはリスクと思ってしまうのです。

・今後の業務を明確にする

自社が将来的にどのような成長を遂げたいのか、D2C市場でどのような発展をしていきたいのか、ということを明確にし、企業としての将来のビジョンを定めましょう。

エンジニアはそれを見て、自分自身はそれに貢献できるのか、ということを判断しますので、モチベーションを向上しながら業務を行うことができるでしょう。

短期的な視点での課題解決は企業にとってもエンジニアにとっても得策ではありません。

・めぐり会いだけに期待しない

優秀なエンジニアを採用するためには、明確な採用要件を決めるのはもちろんですが、偶発的なめぐり合いだけに期待するのではなく、積極的に採用活動に取り組むことが大切です。

選考フローの再検討や明確化、母集団形成の見直し、働く環境の再整備など、優秀なエンジニアを採用することができる可能性を高め、機会を増やし、ここで働きたいと思ってもらえる環境を構築することが大切なのです。

まとめ

以上、D2Cビジネスでエンジニアを採用するための工夫についてお話させて頂きました。

エンジニアの採用難易度は年々高まっているものの、D2C市場ではどんどんIT化が進んでいますので、エンジニアの採用は必須になってきます。

だからこそ、工夫をして必要なタイミングで必要なスキルを持ったエンジニアを採用することが求められているのです。

今後の自社D2Cビジネスの発展のためにも、これらの工夫をして、より自社に適したエンジニアを採用してくださいね。