D2Cビジネススタート時のおすすめのカートシステム

今、アパレル業界や美容業界を中心に、「D2C」ビジネスモデルが非常に大きな注目を集めています。

D2Cとは、Direct to Consumerの略称であり、企業が自社内で商品を開発企画、製造し、自社独自ECチャネルで直接消費者に商品を販売するビジネスモデルのことを言います。

D2Cビジネスには、自社内ですべての工程を担うこと、自由度が高く変化することができるポイントが多いこと、さらに顧客からのフィードバックを得やすい環境にあり、PDCAを早く回すことができることが特徴でしょう。

従来までのビジネスモデルであれば、中間業者に委託し、小売店などに陳列して販売していたのですが、D2Cは企業内そしてオンライン上で完結させるため、仲介手数料などを大幅に削減することができ、高品質な商品を低価格で販売することができるのです。

D2Cビジネスは他社の事情に左右されることなく柔軟に調整しながら、自社のこだわりを反映させながらビジネスを行うことができますので、興味を持たれている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、D2Cビジネススタート時のおすすめのカートシステムをご紹介したいと思います。

今後サブスクリプションビジネスを展開しようとお考えの方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

「BASE」

まず最初におすすめのカートシステムが「BASE」です。

最近ではテレビCMなどでも宣伝されており、知名度も高くなってきていますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

BASEは無料でECサイトを構築することができるカートシステムのひとつであり、月額料金が無料であること、そして数十種類以上のデザインテンプレートや、HTML編集にも対応していますので、無料でクオリティの高いECサイトを構築することができることが人気の理由ですね。

かかる手数料としては、自社ECサイト内の商品が購入されるごとに「決済手数料」そして「サービス利用料」が発生します。

無料で追加することができる機能は、商品検索、ブログ、メールマガジン、クーポン発行、スマホケース作成、納品書ダウンロード、商品撮影サービス、数量制限、独自ドメインであり、有料で追加することができる機能は、BASEロゴ非表示、不正決済保証、振込申請プラスです。

BASEではサービス開始以降、100万店舗を超えるECサイトがオープンしており、利用者からの信頼があり、さらに実績を積んでいるカートシステムであるといえるでしょう。

「STORES」

次におすすめのカートシステムが「STORES」です。

STORESもBASEと同様に、月額無料でECサイトを構築することができ、48種類ものデザインテンプレートから好みのものを選ぶだけで、誰でも簡単にECサイトをオープンすることができるカートシステムです。

ネットショップの開業時は、運用コストが気になるところですが、STORESでは無料で低リスクでネットショップを開業することができるという点がメリットでしょう。

STORESでは、無料のもの以外にも有料のスタンダートプランが用意されていることが特徴で、スタンダートプランは無料のプランと比較すると手数料が低く、利便性の高い機能が多く備わっていますので、ビジネスを拡大するためにはかなり良いカートサービスといえるでしょう。

「リピスト」

D2Cビジネスでは、「リピスト」もおすすめです。

定期通販に特化しているカートサービスであり、D2Cビジネスと相性が良く、カート構築においてもかなり強いサービスとして人気を集めています。

料金形態は4つのプランが用意されており、利用者のニーズや予算に合わせることができますので、自社にあったプランを選定することができるのです。

また、質の高いサービスで手厚いサポートがあることも人気の理由ですね。

LP一体型フォームやアップセル機能、各種分析機能など、売上を上げるためのステージが整っているのです。

D2Cビジネスを展開し、成功させて今後拡大していきたいと考えられる場合には、ぜひ利用しておきたいカートサービスでしょう。

まとめ

以上、D2Cビジネススタート時のおすすめのカートシステムをご紹介させていただきました。

D2Cビジネスのカートシステムを選ぶ際には、無料であるのか有料なのか、そしてどのような機能が備わっているのか、制限や制約はあるのか、初心者でも手軽に始めることができるかどうか、ということをポイントとして覚えておきましょう。

D2Cビジネスは、今注目を集めているビジネスモデルであり、さらに質の高いサービスが求められるからこそ、機能が充実し、運用しやすいカートサービスを選ばなければなりません。

もしカートサービスにお悩みの方は、ぜひ上記の3つのカートサービスから自社に合うサービスを選んでみてくださいね。