今国内外ともにD2Cビジネスが大きな広がりを見せています。
一般的には、企業が提供する商品が消費者の手元に届くまで、自社商品を中間業者などに委託し、小売店などに並べられて販売するのですが、D2Cの場合は顧客に直接商品が届けられるまでの全ての過程を、企業内で一貫して行いますので、他社の事情に左右されることが少なく、商品やサービスに対して柔軟に調整できることがメリットとなるでしょう。
またさらに、企業内で商品企画を行うからこそ、自分たちのこだわりを反映したプロダクトアウトな商品作りを行うことができますし、直接消費者に商品を届けるからこそ、消費者からの声を商品やサービスに反映しやすいため、PDCAも素早く回すことができるのです。
D2Cビジネスを行う上で、配送に関して悩みを持たれる方が多いですよね。
D2Cビジネスでは小型の商品を取り扱う場合も多いですが、小型荷物向けのサービスは非常に多くありますので、どのサービスを選べば良いか、迷ってしまうことでしょう。
そこで今回は、小型商品を扱うD2Cブランドにおすすめの配送サービスについてお話させていただきたいと思います。
今配送に関してお悩みを持たれている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
Contents
まず1つ目は、日本郵政の定形外郵便です。
サイズとしては、規格内が長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重量1kg以内、そして規格外が長辺60cm以内、縦・横・高さの合計が90㎝、重量4kg以内です。
一般的な定形郵便とは少し異なり、サイズの自由度が高く、多様な種類の配送に対応していることが特徴ですね。
規格外であれば最大重量は4kg以内ですので、少し重たい荷物であっても配送することができます。
料金に関しても、規格によって細かく設定されていますので、配送コストの無駄を削減することができるという点においても、EC事業者にとってのメリットと言えるでしょう。
レターパックも小型商品を送るにはおすすめのサービスです。
サイズは、ライトが340mm×248mm(A4ファイルサイズ)、厚さ3cm以内、重量4kg以内、そしてプラスが340mm×24mm(A4ファイルサイズ)、重量4kg以内です。
あらかじめ用意されているレターパックに入れるだけでそのまま配送することができますので、自身で配送用の封筒や箱を用意する手間を省くことができますね。
全国一律370円のレターパックライトと、全国一律520円のレターパックプラスの2種類が用意されており、定額料金であるためコストの見通しが立てやすいのです。
ゆうメールは、長篇4cm以下、短辺25cm以下、厚さ3cm以下、重量1kg以内のサイズ内で品物を配送することができるサービスです。
重量によって料金は異なり、冊子やCD、DVD程の大きさのモノの配送に向いています。
ゆうパケットは、フリマアプリユーザーやオークションユーザーからの需要が高い小型荷物配送サービスです。
厚さ1cm以内は250円、厚さ2cm以内は310円、厚さ3cm以内は360円と料金は厚さによって異なり、全国で統一されています。
信書を送ることはできませんが、ノベルティやカタログ、DMの配送などの販促活動には非常に便利なサービスです。
宅急便コンパクトは、ヤマト運輸が提供する小型荷物向けの配送サービスで、薄型と箱型の2種類のサイズが用意されています。
薄型は長辺34cm、短辺24.8cm、箱型は長辺25cm、短辺20cm、厚さ5cmであり、梱包用クッション資材が70円で利用することができますし、法人向けのオリジナル宅配BOXも製作することができます。
お届け先によって料金は異なりますが、各種割引サービスを利用することができますので、それによってお得に利用することができるでしょう。
ネコポスも、宅急便コンパクトと同様、ヤマト運輸が提供する小型荷物向けの配送サービスです。
全国一律385円でポストへ投函することができます。
配送料金が一律であるからこそ、配送コストの算出がカンタンにできますよね。
Web上で宛名を印刷し、ドライバーによる集荷対応であることから、事業者のニーズに合わせてサービスを利用することができるでしょう。
飛脚メール便は、佐川急便が提供する小型荷物向けの定番のサービスです。
サイズは、長辺40cm以内、厚さ2cm以内、縦・横・高さの合計が70cm以内、重量1kg以内で、料金は重量により全国で一律設定されており、300g以内が168円、600g以内が220円、1kg以内が325円です。
またそれ以外にも佐川急便が郵便局に差し出す「飛脚ゆうメール便」であれば、さらに配送コストを抑えることができるでしょう。
飛脚ゆうメール便は、長辺34cm以下、短辺25cm以下、厚さ3cm以下、重量3kg以内のモノを配送することができ、このお届けは郵便局員によって行われます。
以上、小型商品を扱うD2Cブランドにおすすめの配送サービスについてお話させていただきました。
D2Cビジネスにおいては、小型荷物を取り扱う場合が多く、そうなると配送コストもかさんでしまいますよね。
だからこそ配送コストを抑えるためにも、配送する商品のサイズや特徴に合わせて、最適なサービスを選ぶことが大切なのです。
ぜひ今回ご紹介したサービスを参考に、より適したサービスを選んでくださいね。