人口減少や、日本市場の停滞により、国内小売業者にとって非常に厳しい状態が続き、インターネットインフラやインターネットの普及により、Eコマースが急速に発展しているため、アパレル業界などのさまざまな業種での実店舗の縮小が問題となっています。
そんな中、今改めて注目を集めているものが「D2C」といビジネスモデルでしょう。
D2Cとは、Direct to Consumerの略称であり、メーカーやブランドが自社商品を直接消費者に販売するビジネスモデルのことを言います。
D2Cの特徴は、従来までのように問屋や小売店などの流通業者を介すのではなく、自社内で企画、製造をした商品を自社ECサイトを用いて消費者へ直接販売することでしょう。
ネットリテラシーが高まってきている今、D2Cビジネスでは、消費者の購入意欲を刺激するものとして「口コミ情報」が非常に重要になっています。
消費者が商品購入の意思決定を行う際、公式WebサイトやSNSなどでの口コミをチェックすることが当たり前になっていますので、口コミの数や質は売り上げにも大きな影響を及ぼします。
そこで今回は、D2Cビジネスに有効なレビューマーケティングについて、詳しくお話させていただきたいと思います。
今後D2Cビジネスでレビューマーケティングを行っていきたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってください。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
Contents
レビューマーケティングとは、消費者がECサイトや口コミの情報サイトに投稿した「生の声」をマーケティングに活かすことです。
今、口コミは消費者が商品を購入するか否かを決定する上で、非常に重要なものになっており、消費者は商品の広告などにより、興味を示したものは、自ら情報を得て検索したり、大手ECモールなどで同様の商品を比較することが一般的になりました。
ですがどの場合であっても、既に購入した消費者の生の声を、商品購入時の判断材料にするという消費者が非常に多くなっています。
特に自社のターゲットユーザー層の年代や価値観が似ている人の口コミを参考にすることが多く、その口コミにも信頼を寄せることが多いので、企業としても重視すべきことことでしょう。
D2Cビジネスを初め、ECサイトを立ち上げてすぐには、見知らぬ誰かにレビューを書いてもらうことは中々難しいことでしょう。
だからこそまずは、身近な存在である家族や友人に意見を求めると良いでしょう。
身近な人から意見をもらうことは、嘘偽りのない意見をもらうことができますので、Webサイトの改善にも繋がり、より良くなることでしょう。
身近な人からの意見数に目標を立て、その目標値に達することができれば、その内容を踏まえ、さらにWebサイトのデザインや投稿などの修正を行ってきます。
この時点においては、自社が許した人以外にWebサイトを見られないよう、オープンにしないことをおすすめします。
自社ブランドがどのような世界観を持ったブランドなのか、そしてどのような商品を取り扱っているのか、ということの認知度を向上させるため、そしてその上でスムーズに口コミを集めるためには、積極的にSNSを活用していきましょう。
SNSにて「いいね」や「フォロー」をより多く獲得することで、それに対しリアクションしたユーザーのフォロワーに対しても、自社の情報が拡散する可能性が高いでしょう。
レビューキャンペーンとは、レビューを投稿することで送料無料、ポイント獲得、などのメリットを打ち出したキャンペーンです。
顧客にとってメリットが大きいほど、レビューを書いてもらいやすいですし、さらに「上位〇名様」という限定感を出すことで、好意的なレビューが集まりやすいのでおすすめです。
良いレビューを商品ページ内に掲載することで、そのレビューが目に留まりやすくなり、まだ購入していない消費者の購入意欲を高めることができるでしょう。
またそのレビューと商品ページをリンクさせることで、自社のことをまだ知らない顧客層に対してもアピールすることができ、興味換気に繋がります。
もし購入者に直接インタビューをする機会があるのであれば、インタビューを実施し、それを記事にしてコンテンツにする、という手法もあります。
購入者個人に連絡をしたり、メールマガジンを配信してインタビューを受けてくれる顧客を探しましょう。
インタビューを受けた顧客もSNSなどに投稿してくれる可能性が高いので、より良い効果に期待することができます。
今はビジネス成長のためにグループインタビューなどを行っている企業も多いので、積極的にインタビューに取り組んでいくことも良いでしょう。
以上、D2Cビジネスに有効なレビューマーケティングについてお話させていただきました。
D2Cビジネスでは、口コミは非常に有効な集客方法なのですが、もし消費者ニーズとマッチしていなければ、労力を使って口コミを集めても無駄なものになってしまい、意味がありません。
スムーズにかつ、良質な口コミを集めるためにも、ぜひこれらの方法で口コミを集め、レビューマーケティングを実践してみてくださいね。