D2CマーケティングにおけるSNSの役割

今の時代のEC業界を見てみると、どんどん新しいビジネスモデルが誕生し、そしてそれが主流になってくるという流れが起きているでしょう。

多くのビジネスモデルがある中で、特に最近注目を集めているビジネスモデルといえば「D2C」が挙げられます。

D2Cは、2010年前後からアメリカで注目され始め、2017年を過ぎたころから日本国内においても導入する企業が多くなってきました。

D2Cとは、ブランドやメーカーが仲介業者を介すことなく商品を開発、製造し、直接消費者へ販売するという形態のビジネスモデルです。

このD2Cから派生した言葉で「D2Cマーケティング」という言葉もEC業界では頻繁に使用されるようになってきましたね。

ここ数年で、D2Cを用いた新規事業の展開を行う企業が一気に多くなり、今後もさらにD2Cビジネスモデルが拡大することが予想されているのです。

D2Cマーケティングを行う際、SNSは非常に重要な役割を担っていることをご存知でしょうか。

そこで今回は、D2CマーケティングにおけるSNSの役割について、詳しくお話していきたいと思います。

今後D2Cビジネスの展開を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

D2Cマーケティングとは

まずはD2Cマーケティングについて説明していきます。

ここ数年でD2Cが非常に多くの注目を集めた背景には、スマートフォンの普及とSNSを軸にしたデジタルマーケティング手法が発展したことが挙げられるでしょう。

D2Cビジネスでは顧客との直接的なコミュニケーションが重視されていますので、D2CマーケティングにおいてはSNSを活用することが前提とされているのです。

通常の広告配信とは違い、企業がSNSを活用し情報発信をすることで、企業は消費者に対しリアルタイムでアプローチをすることができますし、より親密な深い関係を築くこともできるのです。

ですのでSNSを活用する企業は、自社ブランドの世界観やイメージを顧客にその都度アピールすることができ、ブランド力を強化することができますので、存在力を高めることができるでしょう。

また、企業が投稿したものに対する顧客からのコメントに対応したり、SNS上でのキャンペーンを行うことで、顧客のリアルな声をスピーディに収集することができますので、新商品の開発やマーケティング施策に迅速に反映させることができるのです。

D2CマーケティングにおけるSNSの役割

・顧客へ直接アプローチをする

D2Cは仲介業者を一切使用しないので、自社が発信する情報が重要なのです。

デジタルマーケティングを取り入れているのであれば、独自クーポンの発行やオンラインキャンペーンなどが有効でしょう。

InstagramやTwitterのSNS普及率は80%以上とも飲われていますので、利用することでより多くの消費者にアプローチをすることができます。

宣材を用意すれば、基本的にSNSを利用するにはコストがほとんど発生しないという点においても、かなり魅力的なポイントでしょう。

・魅力を伝える

各SNSにはそれぞれ異なった特性があります。

たとえばInstagramであれば写真をメインとして投稿するもの、Twitterであれば短い文章を投稿するものといったように、明確な特徴がありますので、マーケティングに利用しやすいので、自社商品やサービスの魅力が伝えやすいのです。

写真や動画、文字、音楽などのあらゆる情報は、SNSを通じて発信することができますので、D2Cビジネスには活用すべきだといえるでしょう。

自社D2C商品はどのSNS媒体と相性が良いのか、しっかり検討し、最も魅力的にアピールするためにはどのような方法が良いのか、考えてみましょう。

・連携する

利用者ニーズに合わせて日々進化を続けているSNSは、その都度新機能が追加されたり、より良いサービスに変更されることも、日常茶飯事ですよね。

特に最近ではほとんどのSNSに直接外部サイトに移動することができるリンク設定や、そのまま商品を購入することができる設定も備わっていますので、SNS上で支払いや発送手続きまでも終わらせることができるのです。

消費者の購入導線をあえて明確に作り出すことで、悩む時間を与えずに積極的に購入を促すことができるのです。

・Eコマースの定着

従来までのマーケティングであれば、実店舗を構え商品やサービスの提供を行っていましたが、ここ数年、Eコマースが普及し消費者は実店舗に行かずとも商品を購入することができるようになったため、実店舗が衰退しています。

D2C導入企業が多くなっていることもEコマースの普及が大きく影響しているからこそ、SNSを活用してEコマースを盛り上げることが最も効果的なのです。

まとめ

以上、D2CマーケティングにおけるSNSの役割についてお話させていただきました。

EC事業の市場が拡大し、日本国内でもD2Cは急速に注目を集めており、SNS世代の現代人にとっても非常に親和性が高いといえるでしょう。

D2Cビジネスを成功させるためにもSNSの役割をしっかり理解し、より効果的にSNSを活用してくださいね。