事業者都合のサブスクビジネスが失敗してしまう理由とは

現在注目されているビジネスの一つである「サブスク」は大企業から中小企業まで様々なジャンルの企業が参入しており、年々市場規模も拡大しています。

しかし、参入する企業が多い中で実際に成功している企業はそこまで多くない印象です。

では、サブスクで失敗している企業はなぜ失敗してしまっているのでしょうか?

それは、事業者都合のサブスクだからです。

なぜ事業者都合のサブスクが失敗してしまうのかについて今回はご紹介していきたいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

失敗する理由その1:サービス内容が悪質

サブスクビジネスが失敗してしまう理由の中でも特に多いのが、「サブスクサービスを展開すれば儲かるのではないか」と言った、安易な考えでサブスクを初めてしまう企業が多いことです。

サブスクのサービス内容をしっかりと設計せず、自社都合のサービスばかりを展開していては、ユーザーは登録すらしたいと思わないです。

例えば、契約内容に自社に有利な縛りを設けたり、解約のハードルが非常に高く違約金などが発生する…と言った例が挙げられます。

このようなサービスを果たしてわざわざ登録してまで利用したいと思うユーザーはいるのか?と考えれば、答えは自ずと分かってくるのではないでしょうか。

失敗する理由その2:自社都合のサービスばかり展開している

サブスクビジネスは、一般的なその場限りで購入するだけの売り切り型のビジネスではなく、継続的な利益を安定して見込めることが出来るため、人気となっています。

しかし、先に書いている通りサービス内容が悪質だと利用したいと思うユーザーはどんどん減りますし、サブスク自体が嫌いになる方だって出てきてしまうかもしれません。

サブスクというビジネスは、お客様と企業の信頼関係を構築していくための入口であって、サブスクに登録してもらえたからゴールではありません。

サブスクを利用してもらう中で、どれだけ長く利用していただけるかということを重点的にサービスを展開していく必要があります。

では、ユーザーにより長く利用してもらうためにはどうしたら良いかというと、「ユーザーと真摯に向き合って信頼関係を構築していく」のみです。

サブスクだってビジネスの一つであるため、時にはお客様からの耳の痛い声やクレームなどが届くことだってあると思います。

しかし、そんなお客様の声を受け止め懇切丁寧に対応し、サービスの向上を図ることが出来れば、ユーザーとの信頼関係はより強固なものになると思います。

信頼関係というのは、一朝一夕で築き上げることが出来るものでもありません。

コツコツと積み上げることが重要になります。

ところが、自社都合のサービスばかりを展開してユーザーの声を全く受け入れないサブスクが未だにたくさんある印象です。

そんなサブスクを利用したいと思う方はまずいませんし、もし契約してくれたとしてもすぐに解約されるのが目に見えて分かります。

ですので、サブスクビジネスで失敗したくないのであれば、まずは利益は度外視して利用してくれているユーザーとの信頼関係の構築に尽力すべきだと思います。

それが出来なければ、サブスクビジネスは必ず失敗してしまうと思っておいて良いと思います。

まとめ

今回は、事業者都合のサブスクビジネスで失敗してしまう理由について、大きく2つの理由をご紹介してきました。

サブスクビジネスは、基本的にネットで完結するビジネスなので一見近未来で、新しいサービスのように感じると思います。

しかし、実際はお客様と企業側との信頼関係がカギとなるビジネスです。

実店舗のようにお互いの顔を見て接することが無いため、信頼関係は築くことが出来ないのではないかと思われがちですが、実際に対面で接することが無くても信頼関係を構築することは可能です。

実際にサブスクビジネスで成功している企業の多くは、顧客との信頼関係が非常に強固で顧客満足度も非常に高い傾向にあります。

それは、ひとえに企業や事業者側が利用してくれているユーザーの声を拾い、サービスの向上を行っているからです。

例え、最初は未熟なサブスクサービスでも徐々に改善されていき、自分の意見を取り入れてくれるサービスがあれば、自分が使いやすくなるので今後も利用していきたいと思いませんか。

ですので、決して対面接客でなくてもユーザーや顧客との信頼関係は築くことが出来ます。

サブスクビジネスで失敗してしまった企業や、失敗するのではないかと不安に思っている方は、とにかく顧客を大切にすることを年頭においておくことをおすすめします。

それだけでも、サブスクビジネスで失敗する確率は大幅に減少するのでぜひ取り組んでみて下さい。