サブスクリプションビジネスにご興味のあるみなさま。
サブスクリプションと言えば、音楽配信や動画配信などのデジタルサービスにおいて非常に大きな広がりを見せ、有名になりましたよね。
サブスクリプションサービスを利用して、ユーザーは利便性を感じ、そもそもの費用を抑えることができることから、今サブスクリプションサービスの需要がどんどん高まって来ています。
その需要の高まりと同時に、さまざまな業界からもサブスクリプションサービスの展開が行われていますよね。
デジタル業界だけでなく、車、アパレル、そして飲食業界なども、サブスクリプションが広がってきているのです。
とくに外食産業のサブスクリプションは、年々拡大を見せており、カフェ、居酒屋、焼き肉店などさまざまな店舗がサブスクリプションを導入し、売り上げを好調にしているのです。
少し前までは「飲食業界とサブスクリプションは相性が悪い」とは言われていましたが、今サブスクリプションを導入しているからこそ成功をしている企業が多くあることをご存知でしょうか。
そこで今回は、外食サブスクリプションの店舗のメリットとは何か、ということについて詳しくお話していきたいと思います。
飲食店舗を持たれていて、サブスクリプションの導入を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
飲食店舗を経営する上で、何よりも重要になることと言えば、新規顧客とリピーターとのバランスであると言えるでしょう。
たとえば焼肉店を例に挙げて考えてみると、焼肉店は2、3ヶ月に1回の来店が平均的な来店スパンであると言われています。
ですがサブスクリプションを導入することで、サブスクリプションサービスチケットを購入した顧客は、1ヶ月に2、3回の来店スパンに短縮されるのです。
このように来店頻度が増やされることで、利益が向上しますし、リピーターとの関係性を築くことができるのです。
外食業界というものは、常に競争が激しい業界であります。
ですがサブスクリプションサービスを採用し、サブスクリプション専用の定期券を購入してもらうことで、顧客は「定期券を持っているからあの店舗に行こう」という発想になりますよね。
この心理への誘導が、とても大きなメリットであると言えるでしょう。
サブスクリプションサービスを採用することで、客単価が下がり、来店頻度が向上する、という結果になりやすいのです。
そして今までであれば、天気や気候、時期などに顧客の増減の波がありましたが、サブスクリプションの採用すると、これは格段に安定すると考えられるでしょう。
競争が激しい外食業界だからこそ、顧客の来店頻度を増やすことで価格競争から一つ上の競争をすることができますので、一定の売り上げを保てますし、固定客を獲得することができると、これはかなり経営が安定すると言えます。
飲食業界のサブスクリプションである場合、顧客はその価格を見て瞬時に「得か損か」ということを判断します。
顧客はある程度の平均的な価格を把握しているため、飲食業界サブスクリプションで失敗に終わってしまう企業であれば、この価格設定に間違いが生じている場合が多いのです。
実際に考えてみても、いざ飲食店舗でサブスクリプションを展開しようとなると、どれくらいの価格設定が適切なのでしょうか。
考え方の基準としては、「1ヶ月何回程度で元が取れるか」という基準で考えてみましょう。
たとえばチェーン店の焼き肉店であれば、1ヶ月の食べ放題の金額は1万1,000円と設定されています。
これは1ヶ月に3回行けば元が取れる、という価格設定で定められています。
特に消費税増税後は外食店舗利用者が全体的に大きく減少傾向にありますので、その対策としても、サブスクリプションサービスの価格設定は適切に行っておきたいところですよね。
まずは顧客に「お得だ」と思ってもらえることがかなり重要なのですが、あまりに価格が安すぎると来店頻度が高すぎても困るという外食店舗も多いでしょう。
その境界線をしっかり見極め、「来店何回分」という算出方法で、価格設定を定めていきましょう。
以上、外食サブスクリプションの店舗メリットと価格設定方法についてお話しさせていただきました。
外食業界では今、サブスクリプションがどんどん浸透しており、より顧客に来店してもらうにはどうすれば良いのか、という新たな発想がどんどん考案されています。
都会であれば特に、このような新たなビジネス展開が望ましいと考えられるので、外食店舗へのサブスクリプション導入を検討されている方は、このメリットをしっかり理解して、さっそくサブスクリプション導入へと施策を図ってみてはいかがでしょうか。