今、どのビジネス業界においてもサブスクリプションの導入がされています。
特にBtoBビジネスのサブスクリプション化が目まぐるしいものであり、時代は「モノ売り」から「コト売り」に変わりつつあります。
この変化に対応したビジネスとして、モノを買うのではなく、使いたいときに使いたいだけ利用することができるサブスクリプションサービスの需要が高まって来ているのです。
サブスクリプションサービスが普及していることで、音楽を聴くときはCDを購入したりダウンロードする方、映画を観るためにDVDをレンタルする方が減り、雑誌やマンガを読む為に本屋に行かず、オンラインで電子書籍を楽しむ方が多くなってきました。
このような時代の流れから、企業の既存商品や既存サービスに、サブスクリプションを導入することが多くなってきましたが、サブスクリプションの本質を分かった上でのビジネスを行えていますでしょうか?
そこで今回は、サブスクリプションビジネスにおいて必要となる「マーケティングコンテンツ3.0」についてお話ししていきたいと思います。
サブスクリプションビジネスにご興味のある方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
サブスクリプションサービスを提供する企業から考えてみると、「ただのプラットフォーム」「月額料金性」と捉えてしまいがちですが、サブスクリプションはそうではありません。
顧客目線が第一となるサブスクリプションだからこそ、考えなければならないことは、顧客は「月額料金だから利用する」わけではないのです。
従来のマーケティングより、「ユーザーエクスペリエンス」こそ最重要だと言われていますが、これこそサブスクリプションの本質なのです。
サブスクリプションの形態は、少し前の世代にとってみればこのシステムは、ローンやリースのイメージが邪魔をし、「一括の方が安い」と判断してしまいましが、現代の若い世代にとってはそうではありません。
「購入してもいつか使わなくなる」「店舗に足を運ぶことが面倒」「使いたいときに使いたい」という感情こそ、顧客がサブスクリプションを求める本質なのです。
これを見誤るサブスクリプションビジネスは失敗してしまいやすいので、注意が必要です。
BtoCだけでなくBtoBまでもサブスクリプションの広がりを見せているからこそ、どんどんビジネスの流れが変わって来ています。
かつてはソフトウェアパッケージを購入し導入していた企業も、どんどんサブスクリプションクラウドサービスの利用へと切り替わっています。
もちろん、乗り換えるに当たって難点がある場合もありますが、これがどんどんと進めば、全体の流れを見るともう戻ることはないでしょう。
この変化は、多くのBtoB企業のビジネスに大きな影響を及ぼすことが考えられますので、その影響を受けてから「自社も何か月額使い放題のサービスを考えなければ」と思っても、もう既に遅いのです。
そもそも、顧客が求めているものはそうではありませんので、月額料金使い放題サービスを考案する時点で間違っています。
つまり、「自社商品やサービスから、買ってもらうのではなく、利用したいときに利用したいときだけ利用してもらえるものはあるか」ということを考えるべきなのです。
ビジネスに変化が訪れると、もちろんマーケティングコンテンツにも変化が見られます。
サブスクリプションビジネスと言っても、企業が続々と導入を始め、シェアが広がっているからこそ、どんどんビジネス形態は変わってきています。
つまり、ただ「モノ売り」から「コト売りに」にするだけでは、通用しなくなってくるのです。
「1.0=機能(spc)」⇒「2.0=課題解決(solution)」出逢ったことに加え、「3.0=快適(comfort)」を訴求する必要が出てきたのです。
もしまだ、BtoB企業の中で、コト売りのソリューション型セールス化が上手くっていない場合は、危機感を覚えるべき状況になっていると考えられるでしょう。
もちろん、すべてのマーケティングコンテンツが使い物にならないというわけではありませんが、時代とビジネスがどんどん進む今、マーケティングコンテンツ3.0に向けての準備は必ずしておかなければならないのです。
以上、サブスクリプションビジネスにおいて必要となる「マーケティングコンテンツ3.0」についてお話しさせていただきました。
特に今、サブスクリプションがどんどん進んでいる時代だからこそ、商品やサービス提供者は柔軟にビジネス戦略を考案し続けなければならにのです。
もしまだ、マーケティングコンテンツ3.0に関する意識が足りないと思われている方は、ぜひこの機会に知識を深め、新たなサブスクリプションビジネスに取り組んでみてくださいね。