サブスクビジネスモデルの代表例4つ

この記事では、サブスクリプションサービスを展開していく上で、おすすめな4つのビジネスモデルの代表例をご紹介しています。

その4つとは、

リテンションマーケティング
シェアリングエコノミー
定期通販・定期購読
月額サービス

になります。

ここでは、上記の4つのサブスクビジネスモデルの具体的なジャンルも合わせてご紹介していきたいと思います。

今後、サブスクビジネスを展開する上でどのジャンルが自分には合っているかなども分かると思いますので、参考にしてみて下さい。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

代表例その1:リテンションマーケティング

リテンションマーケティングは、既に購入したことのある既存のお客様やユーザーに対して、様々な施策やサービスを展開し、継続的な興味を持ち続けてもらうマーケティング戦略になります。

サブスクリプションサービスは、いつでも利用出来て不要になれば簡単に解約することが出来る手軽さが売りでもあります。

しかし、事業者側としては利益や収益を上げるためになるべく継続的に利用して頂きたいと思っています。

その様々な施策として挙げられる代表的な方法が、

お客様が自由に選べるプラン
潜在的ユーザーの興味を引くようなキャンペーン
試供品の提供

などがあります。

そして、「リテンションマーケティング」と相性の良いジャンルが

コスメ商品
アパレル商品

などのビジュアルに影響するジャンルになります。

現に、コスメ商品やアパレル関係のサブスクリプションサービスは実在していますし、女性のユーザーを中心に根強い人気を誇っているサブスクもあると思います。

代表例その2:シェアリングエコノミー

2つ目は「シェアリングエコノミー」と呼ばれる、いわゆる顧客を獲得するのが目的ではなく、より多くの人にサービスを提供・シェアするサブスクビジネスモデルです。

シェアリングエコノミーの代表例とも言えるのが、

カーシェア分野
レンタルオフィス・会議室
民泊サービス
クラウドファンディング

と言った、「モノ消費」ではなく「コト消費」と呼ばれるジャンルです。

具体的には、施設やモノを所有するのではなく「シェア」するビジネスモデルになり、最近CMでもよく見かけるトヨタのサブスクビジネスや、東京オリンピックに向けた民泊施設の経営などがこの「シェアリングエコノミー」と呼ばれるサブスクビジネスになります。

代表例その3:定期通販・定期購読

いわゆる元祖「サブスクビジネスモデル」と言われるジャンルです。

一種類のみの単品通販ではなく、オプションやお得なサービスなども一緒にユーザーや顧客に提供しているケースが多いです。

毎月同じ商品ではなく、ある月はアップセル・また別の月はダウンセルのようにメリハリを付けたやり方をしているのも特徴の一つになります。

ユーザー側としては、

毎月定額でお得な商品や情報を手に入れることが出来る
定期的に届くので在庫が無くなる心配がない
ポイ活などにも向いている

と言ったメリットがあるため、現在も根強くネットビジネス社会でも展開しています。

代表例その4:月額サービス

新品を所有するのではなく、利用すると言った視点から訴求しているサービスの多くが「月額制のサブスクリプション」を展開しています。

ユーザー側のメリットとしては、所有しなくても良いためクローゼットの管理が楽だったり、クリーニングなどの手入れをする必要が無かったりと言った、面倒な手間を省いています。

主な導入事例としては、

季節ものの商品
ファッション
スーツ

などの業界が参入しています。

特に、ファッションではイチイチコーディネートをしなくてもお洒落な洋服が何回でも着こなせるともあって、若い世代の女性に非常に人気のサブスクサービスもあります。

このようにサブスクのビジネスモデルは様々なジャンルで展開しているので、今後サブスクビジネスを始める場合は、自分がどのようなジャンルで展開していきたいかを吟味することが成功するカギになるのではないかと思います。

まとめ

今回は、サブスクビジネスモデルの代表例として、

リテンションマーケティング
シェアリングエコノミー
定期通販・定期購読
月額サービス

の4つのモデルをご紹介してきました。

同じサブスクリプションビジネスでも、ジャンルによってサービス内容は全然異なることが分かると思います。

もちろん、それぞれのモデルに得意不得意・メリットデメリットはあります。

しかし、消費者の目が肥えてしまっているからこそサブスクリプションビジネスの需要はどんどん広がっていますし、今後もまだまだ拡大していくと思います。

最近では、サブスクリプション市場も成熟し始めていると言った見解もありますが、まだまだ参入出来る余地はあると思います。

そこで重要になってくるのがいかなるジャンルに参入するかになります。

競合の強すぎるジャンルは、芽が出る前に摘まれてしまうのでランチェスター戦略に似たようなマーケティング戦略を取るのもおすすめだと思います。