サブスクリプション商材アイデアに有効な「エクスカーション」とは

従来であれば消費者の意識は「モノの価値を保有」することにあったのですが、ここ数年で「モノの価値を気軽に利用することができるコト」に大きく変わってきつつあります。

この意識の変化に合ったビジネスモデルと言えば「サブスクリプションビジネス」ですよね。

企業は顧客に対し、一定期間商品やサービスを提供し、その利用期間に応じて料金を支払ってもらうという形態のビジネスモデルです。

サブスクリプションビジネスが広がり始めた当初は、デジタル商材こそサブスクリプションビジネスに合っていると言われていましたが、年々需要が高まるにつれてデジタル商材でけでなく非デジタル商材までもサブスクリプションの導入が始まっているのです。

どの企業でも、今新しいビジネスモデルへの注目度が高いことが分かりますね。

新しいビジネスモデルへ挑戦する際は、「新しくて魅力的なアイデアをたくさん出したい」「新しいアイデアをもとに商材を選びたい」と思われる方も多いかと思いますが、新しいアイデアを提案することは、特別な才能が必要なわけではないのです。

そこで今回は、サブスクリプション商材アイデアに有効な「エクスカーション」についてお話ししていきたいと思います。

今後サブスクリプションビジネスの展開を考えられている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

エクスカーションとは

まずはエクスカーションについてご説明していきたいと思います。

エクスカーションとはフレームワークであり、「あるモノ」から連想されるワードを、アイデアを出したいテーマに繋げていきます。

つまり、何かのアイデアを出したいときには、いきなりアイデアを考えるのではなく、すでに良く知っている「あるモノ」から連想していきますので、誰でも気軽に始めることができるでしょう。

ひとりで行うことができますし、企業内で複数人集まって行うこともできます。

アイデアを発案するためのフレームワークは多くありますが、何から考えていけば良いのかが分からないという場合には、活用してみてください。

エクスカーションのやり方

エクスカーションのやり方はとても単純な3ステップです。

1:「あるモノ」を決める
2:「あるモノ」から連想されるワードや特徴を書きだす
3:書き出したワードに対して、テーマに繋がるアイデアを書いていく

以上です。

「あるモノ」の特徴を、テーマのアイデアに繋げていくことが大切で、ほかのモノの特徴を思い浮かべることで、今まで眠っていた情報を呼び起こし、そして新たなテーマと掛け合わせて脳内に新しい「路」を作ることができ、この「路」こそ新しいアイデアの大きなヒントになるのです。

エクスカーションのメリットとデメリット

メリット

エクスカーションは、「あるモノ」に対する特徴や連想ワードを考案していますので、息詰まることがありません。

そして、出てくるアイデアの数が非常に多いので、意外性のある画期的なアイデアが出やすいのです。

また上記で説明した通り、一人であっても複数人であっても行うことができるということも、大きなメリットですね。

サブスクリプションビジネスの商材として考えた場合、今は多くのモノがサブスクリプションとして提供されていますので、新しい発想や新しいアイデアを元にした商材が必要なのです。

取り扱う商材は何にすべきかを考えた場合には、エクスカーションを行うことでより良いアイデアが生まれるでしょう。

デメリット

エクスカーションのデメリットは、アイデアに現実味がない場合があったり、アイデアが単純になってしまいがちであるということでしょう。

エクスカーションでは意外性のあるアイデアは出やすいものの、マインドマップのような広がりには期待することができませんので、深みのあるアイデアは出てきにくい上、数多く出てきたアイデアを整理してまとめ、それを最終的に一つのアイデアに落とし込む、ということも少し難しいのです。

出てきたアイデアにも現実味のないものが多かったり、実際に実現できないアイデアが出てくることもあります。

より良いアイデアを発案し、そのアイデアを現実的に実現していくには、エクスカーションのメリットとデメリットをしっかり理解することが大切です。

まとめ

以上、サブスクリプション商材アイデアに有効な「エクスカーション」についてお話しさせていただきました。

実際にもエクスカーションにて多くのアイデアが生まれているからこそ、自社にとっての新しい切り口が欲しいと考えられている方も多いことでしょう。

エクスカーションは、アイデアに行き詰まってしまう前にも後ろにも薦めない、という時の壁を突破する際には最適なフレームワークです。

サブスクリプションビジネスとして展開できる商材はどんなものなのか、何か良いアイデアは無いか、行き詰まりを感じてしまっている、と思われているのであれば、ぜひまずはエクスカーションを行ってみてはいかがでしょうか。