サブスクリプションリスティング広告を外注する際の4つの注意点
ここ数年、消費者の購買行動はモノを購入するよりも、体験に対して料金を支払うことが多くなってきました。
この時代を牽引しているビジネスモデルこそ、サブスクリプションビジネスでしょう。
大手企業をはじめ、多くの企業が次々とサブスクリプションの導入を始めており、今後もさらなる拡大が予想されますので、サブスクリプションビジネスの展開を検討される方も多いのではないでしょうか。
サブスクリプションビジネスを開始すると、自社企業の宣伝や商品PRのために、リスティング広告を利用する場合が多いでしょう。
リスティング広告はWeb広告の基礎、そして軸となる広告施策ですが、他の広告と比較してみると運用の難易度が高い広告であるとも言えるでしょう。
だからこそ、リスティング広告を専用の外注先に依頼する場合があるかと思います。
プロに運用代行を依頼することで、社内リソースを割く必要がなくなりますのでメリットがあるのですが、外注する場合には注意点を覚えておかなければ、外注したから失敗してしまったということになってしまうことにもなってしまうのです。
そこで今回は、サブスクリプションリスティング広告を外注する際の4つの注意点についてお話ししていきたいと思います。
今後、自社リスティング広告を外注依頼しようと考えられている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
まず第一の注意点として、依頼しようとしている外注業者は、特異業種に対しても対応してもらうことができるか、ということでしょう。
細かく言うと、その業者がそのビジネスに精通しているか、その担当者のレベルはその業種に精通しているかということです。
広告代理店としてはさまざまな業種の依頼を受け、ノウハウを蓄積しているのですが、そこに在籍しているすべての担当者がそのノウハウを完璧に得ているというわけではありません。
自社ビジネスがもし特異業種である場合、委託先がそのビジネスと類似するような案件を引き受けたことがあるのか、その案件を引き受けた担当者が在籍しているのかということを確認する必要があるでしょう。
ここで言う特別な広告メニューとは、広告代理店でしか出稿することのできない広告媒体や広告メニューのことです。
特別な広告メニューは、広告代理店であればどこでも対応しているということではなく、取り扱っている媒体、取り扱っていない媒体に分かれますので、もし取り扱って欲しい媒体がある場合には、まずは問い合わせて確認してみましょう。
さらに広告メニューに関しても、認定代理店のランクが大きく影響してくることもあり、広告代理店が認定代理店のバッジを取得しているのか、ということも合わせて確認することをおすすめします。
最低出稿金額というものは、「月予算〇〇万円以上でなければ運用は代行できない」という広告代理店が定める最低ランクのルールです。
この金額は広告代理店によって異なり、その広告代理店が取り扱う案件の規模によって決められます。
つまり、金額が高いから広告の質が良く、金額が安いから広告の質が悪いというわけではありませんので、自社のビジネスの規模を考慮して見合った金額設定の広告代理店を選定しましょう。
ですが、あまりに安い価格設定を提示している広告代理店の場合には、事前に仕組みを聞いて理解しておかなければなりません。
広告代理店の運用手数料の相場は、たまに10%~15%と低い料率で請け負っているところもありますが、基本的には広告予算の20%であると覚えておきましょう。
だからこそ、25%や30%と高い料率を提示された場合には注意が必要です。
リスティング広告というものは、どうしても専門的な知識と手間が必要になりますので、5%や10%といった運用手数料では運用コストを賄うことができませんし、この場合には自動化ツールをしようしているか、かなり安くアウトソースしているか、運用品質を下げているかのいずれかでしょう。
低すぎる運用手手数料を提示された場合にも注意しましょう。
以上、サブスクリプションリスティング広告を外注する際の4つの注意点についてお話しさせていただきました。
リスティング広告はかなりレベルの高い広告であるからこそ、広告代理店に外注依頼することで効率良くビジネスを行うことができるので、メリットが非常に多いのですが、だからこそ支払う手数料も決して安いものではありません。
広告運用初心者の方や、ノウハウが少ない方にとっては、判断そもそもが難しいと思いますので、ぜひまずは問い合わせすることからはじめ、今回お話しした4つの注意点をしっかり意識して、よく吟味して選定してください。