サブスクリプションでの決済手段の決め方

従来の売り切り型ビジネスとは変わり、今の時代はサブスクリプションビジネスが注目されています。

サブスクリプションビジネスでは、顧客が料金を支払うことで必要な時にそのモノやサービスを利用するための「権利」を購入することができるというサービスなのです。

サブスクリプションビジネスが開始された当初は、デジタルサービスが主流となり人気を集めていましたが、今では飲食業界やアパレル業界までもがサブスクリプションビジネスの導入を検討しているのです。

サブスクリプションビジネスを開始するとなると、さまざまな疑問点が生じるかと思いますが、中でも特に多いことと言えば「決済手段」に関してではないでしょうか。

サブスクリプションでは、決済手段を複数準備しなければならないからこそ、管理が混同してしまい、決済に失敗してしまうということはよく聞く話です。

そうなってしまわないためにも、事業開始時には決済手段を確定しておかなければならないのです。

そこで今回は、サブスクリプションでの決済手段の決め方について、詳しくお話ししていきたいと思います。

サブスクリプションビジネスでの決済手段にお悩みの方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

顧客の年齢層を考慮する

まず第一に、決済手段を決めるときは、自社とターゲットとなるユーザーの年齢層を考えていきましょう。

たとえば、ネットショップでの決済方法の利用率と利用層は、クレジットカードが69.2%で利用層は20代~50代、キャリア決済の利用層は10代~50代、そしてID決済の利用層は20代~40代となっております。

このデータから、クレジットカードの利用率は全体のおよそ7割ほどであることが分かりますよね。

ですが、若い世代であれば、クレジットカードを所有していないことが考えられますので、その場合にはそれ以外の決済方法を導入しなければなりません。

ですので、クレジットカード決済は必須導入手段として、それに加えターゲットユーザーの年齢層を考慮した決済手段を導入すると良いでしょう。

決済方法プランで選定する

決済手段によって、課金方式なども変わってきます。

たとえば、使用料に応じた課金システムにするのか、それとも一定期間ごとに課金をするような定期課金にするのか、それぞれに応じた決済手段が変わってくるのです。

課金の手順はもちろんですが、そのタイミングもしっかり考慮し、顧客がそのサービスを利用したいと思うタイミングに合わせて決済誘導を行うことで、スムーズに決済へと進んでもらうことができますし、リピーターの獲得にも非常に有効的なのです。

これは、顧客が引き続きサービスを利用してもらうことができるか、ということに非常に関わりの深い部分であると言えるでしょう。

決済サービス契約方式で選定する

決済サービスの契約方式に関しても、決済手段を決める際にはしっかり確認しておくべきポイントです。

さまざまな決済手段がありますが、それらすべて導入の際に、提供企業と契約を交わす必要があるのです。

ですが、それぞれの決済会社と直接的な契約を結ぶ場合には、決済方法ごとに手続きが必要となりますので、義務手続きが多くなり、管理が困難である場合があります。

ですので、決済代行企業を利用することをおすすめします。

決済代行企業とは、自社の代わりに決済会社との契約を行ってくれますので、決済方法を集約することができるのです。

また手続きが簡素化されますので、特に手間や時間をかけることなく、スムーズに行うことができるのです。

決済代行企業も多くありますので、事前に希望する決済手段はあるのか、詳細設定を行うことはできるのか、ということを事前に確認しておきましょう。

決済サービスコストで選定する

ビジネスを運営していく上で、コストを意識することは非常に重要です。

決済サービスを選定するときは、コスト面に関しても注目すべきであると言えるでしょう。

決済サービスの導入時には、初期費用、手数料、そして月額料金などが必要になりますので、どのサービスにいくらのコストがかかっているのか、ということを把握しておかなければなりません。

もちろん、よりコストパフォーマンスの良いサービスを選ぶべきではありますので、複数企業の必要コストを算出して選びましょう。

ですがあまりにコストを重要視しすぎてしまうと、トータルバランスが崩れてしまい、利便性に欠けるサービスを選んでしまわないように、注意が必要です。

まとめ

以上、サブスクリプションでの決済手段の決め方について、お話させていただきました。

決済手段を決めるには、さまざまな方法がありますが、これらをすべて理解し合わせて検討することで、より良い決済手段を決めることができるのです。

今まさに決済手段についてお悩みの方は、ぜひこれらの方法を参考に、自社に合った決済手段を選定してくださいね。