ここ数年、消費者が物を所有することに対する価値が薄まりつつあり、若者を中心に所有できなくても利用することができれば良い、という考えが強くなってきています。
サブスクリプションビジネスにおいて、自社Webサイトを利用して効率良く集客を行おうと思えば、「SEO対策」を行うことは必要不可欠です。
SEO対策をしっかりと行い、Google検索エンジンなどで上位表示されることができれば、商品やサービスの露出機会が増えますので、大きなビジネスチャンスを掴むことができるでしょう。
このSEO対策を行うには、さまざまな施策を駆使する必要があり、中でも特にキーワード選定は、Webサイトの方向性を決定するための、非常に重要な施策であると言えるでしょう。
ですが、良いキーワードを設定すれば良いのではありません。
誰しもが考えるようなキーワードを設定してしまえば、どうしても競争率が高くなってしまいますので、上位表示の難易度が高くなってしまいます。
コンテンツの方向性を大きく左右することに繋がりますので、SEO対策の方向性を間違わないためにも正しい手順の上でキーワード選定をしていきたいところですね。
そこで今回は、サブスクリプションビジネスのSEO対策の方向性を間違わないために、知っておくべきキーワード選定の手順をお教えしたいと思います。
SEO対策を確実に行いたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
まず最初の手順として、検討中のキーワードをリストアップしていきましょう。
ユーザーが入力しそうな検索ワードは何かを考え、とりあえずこの段階では思いつくものをすべてリストアップします。
Webサイトや企業の方向性、コンテンツの内容からキーワードを連想していくのですが、ただ思いつく限りをリストアップする、ということには限界を感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。
その場合におすすめの方法は、効果的に検索ワードを抽出してくれるツールやサービスを利用することも有効な方法です。
思いつくままにキーワードをリストアップした後は、それぞれのキーワードの検索ボリュームを確認しましょう。
検索ボリュームが大きすぎてはGoogle検索エンジンなどで上位表示されにくくなりますし、ニッチ過ぎるキーワードであっても流入数が少なくなってしまいますので、適正ラインを見極めたキーワード設定をすることが重要です。
細かく言うと、月間平均が100~1,000程のボリュームであれば、比較的競合も少ないのでSEO対策初心者であっても上位表示を狙うことができると言われています。
だからこそ、この時点で適切なボリュームを確認した上でキーワード設定を行えていない場合は、上位表示が難しくなったり、検索流入がほとんどないということになってしまいますので、慎重に十分検討する必要があります。
検索ボリュームを確認した上で有効なキーワードの選定ができれば、最後の手順として自社との関連性の高いキーワードを絞り込んでいきましょう。
自社のマーケティング戦略やWebサイトの方向性などをしっかり考慮して絞り込むことがポイントです。
もし検索ボリュームが適切であったとしても、もうすでにアップされているコンテンツとの相性が悪く関連性が低い場合、SEOに期待することはできません。
ですのでまずは自社サイト内のコンテンツとの関連性の高いキーワードを優先して選定していきましょう。
キーワード選定の際には、専用のツールを利用することで、効率よくスムーズにキーワードを選定することができます。
代表的なもので言えば、「Googleキーワードプランナー」「ahrefs」が挙げられますね。
Googleキーワードプランナーはアカウントさえ保持していれば、無料で誰でも利用することができます。
関連性の高いキーワード順に表示されますので、上位表示を狙いながらキーワード設定を行うことができますので、非常に便利なツールです。
そしてahrefsは、より確度の高い情報を集めることができるッツールです。
有料なのですが、キーワード選定に関する機能がかなり充実していると人気の高いツールなのです。
独自のクローラーを稼働しデータを収集しているため、競合ドメインを含めた複合的な視点で、上位表示の難易度を指標化してくれますので、全てのバランスを考慮しながらキーワード選定を行うことができます。
以上、サブスクリプションビジネスのSEO対策の方向性を間違わないために、知っておくべきキーワード選定の手順についてお話しさせていただきました。
SEO対策においてのキーワード選定は、なんとなく関連性を考えて決めてしまうことも多いのですが、せっかく行うからには十分な効果を期待したいですよね。
確実に検索結果上位を狙うためにも、キーワード選定は手順をふみ、慎重に検討してくださいね。