D2Cとは、Direct to Consumerの頭文字を取った略称であり、メーカーやブランドが直接消費者に商品を販売することを言います。
主にECサイトを通じて顧客に販売しますので、仲介業者を介さないことが特徴です。
Instagramを中心としてSNSを活用し集客から販売へ繋げることが容易になっていますので、スタートアップ企業が急速に伸び、注目を集めることが多くなっているのです。
D2Cビジネスで売り上げを伸ばすには、魅力的な商品を作り、揃えるだけでは十分ではありません。
その魅力的な商品をいかに顧客に正確で正しい情報を伝えるか、という工夫が必要なのです。
その中でもキャッチコピーは、商品の魅力を端的に分かりやすく説明するために、非常に重要な存在と言えるでしょう。
ですが実際に、商品のキャッチコピーを考えた際、どのようにキャッチコピーを作れば良いのか分からない、キャッチコピーがいまいち、と悩まれる方も多いことでしょう。
そこで今回は、D2CビジネスD2C商品のキャッチコピーを作るポイントについて、詳しくお話させて頂きたいと思います。
今まさにD2C商品のキャッチコピーに関する課題を持たれている方は、是非この記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
キャッチコピーを作る前に、そもそもキャッチコピーの重要性を考えてみましょう。
Webサイトや商品ページに訪れた顧客は、自分に関係のある商品なのか、このまま見続けて価値のあるものなのか、ということを「たった3秒」で判断すると言われています。
この一瞬の時間の中で商品に興味を持ってもらえなければ、顧客はどんどん離れて行ってしまいますので、どれだけ集客をしたとしても売上には繋がりません。
キャッチコピーは、この3秒以内に顧客の興味を惹きつけるものであり、商品の魅力を端的に説明し、購買意欲を高めることができれば、そのままページを読み進めてくれる確率が格段と上がり、売上に繋がるのです。
顧客の心を掴むキャッチコピーを作成することができるか否か、売上を大きく左右するのです。
キャッチコピーは顧客の興味を惹きつけるものであるからこそ、まずはその顧客が誰なのか、どのような特性の商品を販売するのか、ということを明確にしなければなりません。
ターゲット顧客の属性、価値観、課題をしっかり絞り、それに対しピンポイントで発信していかなければ、誰も足を止めることはないでしょう。
イメージとしては、100人の中の1人の顧客に購入してもらうことをイメージすると良いでしょう。
ターゲット層を明確にすれば、その後はキャッチコピーにより何を伝えるか、ということを考えていきましょう。
ターゲット顧客に伝えるべき内容が間違えていれば、それをどれだけ表現しても、商品の魅力は伝わりにくいです。
また、同様の商品であってもターゲット層によっては指示される強みは異なってきます。
ターゲット顧客によって、関心事や購入動機、興味関心は異なりますので、購入者視点に立って、ターゲット顧客を深く理解し、どのような内容で訴求すれば良いのか、ということをしっかり考えていきましょう。
ターゲット層に支持される強みを見つけるには、「品質重視」「価格重視」「利便性重視」からの分析が良いでしょう。
ターゲット層に対し、どのような訴求を行うのか、ということを決めれば、最後はそれをどのように伝えるのか、ということを考えていきます。
この段階で思い浮かんでいるキャッチコピーをいくつか出してみると良いです。
最初から完璧なキャッチコピーを作ろうとすると、余計に良い案が出にくい場合がありますので、まずは思いつくままどんどん挙げていき、そしてその中から最良だと思うものを選定していきます。
キャッチコピーはできるだけシンプルに、そしてターゲットを主語にして「自分ごと化」させ、イメージや数字を活用し、具体化していきましょう。
そして商品説明でなく、ベネフィットを伝え、さらに顧客の実際の声をキャッチコピーに活かすと、より魅力的なキャッチコピーになるでしょう。
自社の強みは何か、ということを顧客に自然とアピールできるキャッチコピーにしていきましょう。
以上、D2C商品のキャッチコピーを作るポイントについてお話させていただきました。
顧客が自社ECサイトを訪れてからの3秒が勝負であり、その3秒で顧客の興味を惹きつけるための工夫が重要です。
ターゲットとする顧客に商品の魅力をいかに伝えることができるか、そしていかに価値を感じてもらうことができるか、ということでD2Cビジネスの売り上げは大きく変わってきますので、ぜひこれらのポイントを参考に、魅力的なキャッチコピーを作ってくださいね。