D2Cとは、Direct to Consumerの頭文字を取った略称であり、メーカーやブランド自らが製造した商品を、広告代理店や小売店を挟むことなく、消費者に直接取引をする販売方法です。
SNSやECサイト、直営店舗で消費者とコミュニケーションを取り、そこから生まれた商品を販売し、特にここ数年でアパレル業界や美容化粧品業界が多く採用していることでしょう。
従来までの売り切り型ビジネスとは異なり、販売後でも関係が切れることなく、良好な関係を生み出し、そして深めていくことで、顧客生涯価値を高めていかなければなりません。
そして、スタートアップが多いD2Cブランドは、まず集客に注力しなければなりません。
今の時代にあったビジネスモデルであるからこそ、集客方法もしっかり考えなければならないのですが、SNSの普及と共に拡大しているD2Cビジネスだからこそ、Instagram広告を活用すべきですよね。
そこで今回は、D2Cビジネスで知っておくべきInstagram広告の出し方について、詳しくお話させて頂きたいと思います。
これからより効率よくD2Cビジネスを進めたい、と思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
自社内でInstagram広告を運用するメリットは、外部委託費がかからないこと、失敗や経験を重ねることで、社内にInstagram広告運用のノウハウが蓄積されることでしょう。
デメリットとしては、広告運用のノウハウが蓄積されるまでの数年は赤字が続くこと、意図しない規約違反により、今後一切Instagramを利用できなくなる場合があること、不適切な広告により、ユーザーから批判が集まり、自社の信頼を損ねてしまう恐れがあることでしょう。
自社内でInstagram広告運用する場合には、非常に複雑な仕組みの理解と、さまざまな専門のノウハウを獲得するためにも、最低限2年はかかると見るべきでしょう。
この間は広告の成果を期待することができませんので、基本的には赤字が続きます。
Instagram広告運用を外部委託する場合のメリットは、最初からベストエフォートを目指すことができること、複雑なInstagram広告の仕組みを学ぶ習得コストが不要であること、万が一のトラブル発生時でも素早くリカバリーすることができ、安全性が高いことでしょう。
Instagram広告運用に強いマーケティング企業に外部委託することができると、より効果的な広告戦略になります。
デメリットとしては、外部委託費が発生すること、本当に信頼することができるのか、ということを見極めなければならないことです。
外部委託費が発生することは、Instagram広告に限らずどのような業務でも、アウトソーシングすることで発生するコストです。
そしてInstagram広告の委託は、専門の運用代行業者やフリーランスの方に依頼するのですが、残念ながら信用できない委託先がいることも事実です。
自社内でも最低限の基礎知識をしっかり持って、本当に信頼できる委託先を選定しましょう。
Instagram広告の出し方は、まずFacebookページを作成し、ビジネスアカウントを取得していきます。
そしてInstagram広告のアカウントをプロアカウントに変更し、Facebookアカウントと関連付けましょう。
Facebook広告マネージャーにより広告を作成し、出稿していきます。
Instagramの運営会社は、Facebookの運営会社と同じですので、Instagram広告はFacebook広告システムで出稿していきます。
ですので、基本的に広告の出し方もFacebook広告と同じです。
ビジネスとしての成果に繋げるためには、広告戦略の方がきわめて重要です。
Instagramの媒体特性についての理解を深め、Instagram広告を運用する目的を明確化しましょう。
Instagramの利用者層は、20代~30代であること、画像や動画が非常に重視されるSNSであることなど、Instagramユーザーの傾向やSNSとしての特性を把握し、自社が配信した移行国の内容や、商品やサービス、自社ブランドイメージが合致しているか、などをしっかり検討しましょう。
以上、D2Cビジネスで知っておくべきInstagram広告の出し方についてお話させて頂きました。
Instagramは、ただ単に広告を出稿するだけなら非常に簡単なのですが、これでしっかり成果に繋げることは簡単ではありません。
広告戦略の立案や戦略に基づくクリエイティブ、遷移先ページの作成、ターゲティングや入札戦略など、複雑な要素が絡み合っていますので、運用前からしっかり知識をつけ、自社に合った運用方法で効率よくInstagram広告を運用してくださいね。