D2C新規事業アイデアを生み出す方法

消費者と企業がダイレクトに繋がるビジネスモデル「D2C」が今多くの企業から注目を集めていることでしょう。

D2Cとは、Direct to Consumerの略であり、企業内で商品企画や開発、製造、販売までのすべての行程を行うビジネスモデルのことを言います。

SNSが普及したことにより、SNSを経由して企業と顧客が簡単に、そして気軽に繋がることができるようになったからこそ、特にミレニアル世代にD2Cビジネスが当たり前の存在になりつつあるでしょう。

D2Cビジネスは、企業内ですべてを完結させるからこそ、従来までのビジネスモデルでは必要であった仲介業者への中間マージンや手数料が必要なく、オンライン販売に特化すれば家賃やイニシャルコストを最小限に抑えることができますので、高い利益率を確保することができることが特徴でしょう。

ブランドイメージや企業からのメッセージをダイレクトに、そして明確に伝えることができることも大きな特徴ですね。

だからこそ今、D2Cビジネスに参入する企業や、スタートアップ企業が多くなっているのですが、新規事業としてD2Cビジネスを行う場合「アイデア」がかなり重要になってくるでしょう。

そこで今回は、D2C新規事業アイデアを生み出す方法について詳しくお話させていただきたいと思います。

今後新規事業としてD2Cビジネスを始めようと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

新規事業のためのアイデアを考案する前に考えること

新規事業のアイデアを考案する際、闇雲にアイデアを出していくのではなく、自社の未来像を描き、自社が望んでいること、望んでいないことは何か、何のためにするのか、を明確にしていきましょう。

この段階でこれらが明確でない場合のほとんどは、価値を生み出すことはまずあり得ません。

「現実的に得られる未来」を明確に絞り込んでいきましょう。

D2C新規事業アイデアを生み出す方法

社内リソース(資源)

新規事業として何かアイデアを考案する際、まずは社内の資源であるリソースを見てみましょう。

社内リソースを洗い出す際には、自分たちが今まで「時間」と「お金」と「情熱」をかけて行ってきたものは何か、ということを考える必要があります。

もしリソースに制限がある場合には、事業立案が難しく感じてしまうことがあるかと思いますが、今まで何のために「時間」と「お金」と「情熱」をかけてきたのか、ということを先に考えていくと、リソースが定まっている分案であっても考えやすいでしょう。

この考え方をすることで、さらに新たな事業アイデアも考えやすいのでおすすめです。

利益率

新規事業のアイデアを考案する際、利益率の高さに気を付けることは非常に重要です。

もし新規事業の良いアイデアが浮かんだとしても、それの市場が小さい場合や、すでに他の企業が市場のほとんどのシェアを獲得している場合は、サービスがヒットしたり、それ自体の原価率が高い場合であっても、利益率が少なくなってしまい、収益化が難しくなってしまう場合があるのです。

既存市場

もう既にある既存市場を見て、その中から進出する市場を考えることも有効でしょう。

たとえばAmazonのように、新しい市場に進出し、その市場をまるごと独占することができれば一番良いのですが、それには新市場で挑戦する難しさだけでなく、認知度を向上させるためにも多額のコストがかかってしまいます。

ですので、既存市場を見て、顧客がまだ解決されていない悩みや課題を解決できるような商品を提供する事業のほうがリスクが少なく受け入れられやすいのです。

大量の情報リサーチ

新規事業を成功させるためには、まず新しい解決策を世の中に提示するような商品やサービスである必要があるでしょう。

そのためには、まったく新しい業種に参入しなければなりませんので、その場合大量の情報をリサーチし、それらを完璧にインプットしておく必要があるでしょう。

さまざまな状況を踏まえ、常に問題意識をもって、できるだけ多くのネタを蓄えておくことで、最初の着眼点には無かった多くのアイデアを生み出すことができるでしょう。

まとめ

以上、D2C新規事業のアイデアを生み出す方法についてお話させていただきました。

D2Cビジネスは日本国内ではまだ新しいビジネスモデルでありますし、新規事業だからこそ必ず成功するという保証はありません。

もちろん失敗した場合も考慮しながら、ビジネスの開始に向けて準備を進めていかなければならないのですが、D2Cはスタートアップ企業との相性が良いと言われていますので、アイデア次第ではビジネスが十分に成功する可能性があるでしょう。

このようなアイデアを生み出す方法は、知っている人と知らない人では大きく差が生まれますので、アイデア考案の際はぜひこれらを参考になさってくださいね。