D2Cビジネスにおいて、消費者購買行動に繋がるポイントとは

D2Cビジネスにおいて、消費者購買行動に繋がる5つのポイントとは

今、多くの業界からD2Cビジネスが注目を集めていることをご存知でしょうか。

D2Cとは、Direct to Consumerの頭文字を取った略語であり、アパレル業界や美容業界を中心に、どんどん広がりを見せているのです。

D2Cビジネスは、企業自ら商品開発と企画を行い、実際にその商品を製造し、そして独自チャンネルで販売するビジネスのことを言い、このビジネスモデルを導入する企業が年々増加傾向にあるのです。

2020年の今、どんどんと消費者リテラシーは高まっており、消費者が実際に確認して納得のいったものを、直接企業から購入する、という流れがどんどん高まって来ています。

このD2Cビジネスを行う上では、消費者購買行動を促すためのポイントを知っておくことで、かなり効率的にビジネスを進めることができることをご存知でしょうか。

そこで今回は、D2Cビジネスにおいて、消費者購買行動に繋がる5つのポイントについて、詳しくお話ししていきたいと思います。

今後D2Cビジネスの展開を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

1:満足感のある体験を提供する

まず一番重要なポイントとして、クオリティが高く、顧客にとって満足感のある体験を提供しなければなりません。

自社が運営するWebサイトを経由して商品を購入したとし、その商品が自宅に届き、万が一不備があった場合にはアフターサービスに丁寧に対応してもらう、という全ての一連の流れのクオリティを高め、そして顧客の満足度を向上させることが重要です。

たとえば実店舗に置き換えて考えてみましょう。

多くのショップが入り、商品が陳列されているショッピングモールは、オンライン上ではAmazonや楽天をイメージすることができますよね。

この場合、その場で気軽に欲しい物を購入しますので、特にその後のアフターサービスに重要視することはありません。

つまり、今の瞬間の欲求を満たすことが求められます。

ですが、デパートや百貨店などに出店している高級ブランド店はそうではありませんよね。

こちらのほうはD2Cのイメージと近く、商品や価格、見た目などを他社の商品と比較することは少なく、そのブランドストーリーやそのブランドの商品を所有することに満足感を感じて購入しますよね。

このようにD2Cは、最初から最後まで満足感を得ることができるサービスを提供することが大切なのです。

2:スピード感を持って改善に取り組む

D2Cが多くなる前、企業は顧客の意見をダイレクトに受け取ることが少し難しかった上、改善点を見つけたとしてもその改善後のリリースには少し時間がかかってしまう、ということがありました。

ですがD2Cの特徴として、仲介業者がいないからこそ、消費者と直接コミュニケーションを取ることができる、ということがありますので、改善点を見つけた場合にはすぐさま取り掛かることができます。

細かい改善を行いやすいので、スピード感を持ってPDCAをサイクルすることができるからこそ、商品やサービスの質が向上しやすいのです。

3:商品やサービスの質が高い

D2Cビジネスでは、商品やサービスの質やクオリティが低ければ、成功することはまず有りえません。

クオリティと質が高い商品であれば、それを気に入った顧客が情報を拡散し、多くの人に認知してもらうきっかけになりますよね。

D2Cで大切なことは、商品がその商品に納得して購入することであり、自社商品の魅力や、今までにない体験をしっかり感じてもらわなければなりません。

もちろんどの商品においても言えますが、特にD2Cビジネスの場合は従来の商品以上に商品の質を上げ続けなければなりません。

4:SNSを積極的に活用する

D2Cビジネスを成功させている企業を見てみると、ほぼすべての企業がSNSを積極的に有効活用していることが分かります。

SNSを発信することで、自社ブランドや商品を認知していない人との接点を持つことができますし、SNSによれば大きな話題になるチャンスもあるのです。

そうなると、興味が無いユーザーにも知ってもらうことができますし、企業のコンセプトを気に入ってもらえる可能性がありますよね。

SNSとD2Cは非常に相性が良いので、積極的にSNSで自社の情報を発信していくことで、今まで接点を持つことが出来なかったユーザー層とも接点を持つことができます。

5:オンラインECショッピングモールの動向を把握する

D2Cビジネスを行う上で、自社ECサイトを強化して運営することはもちろん重要ですが、オンラインECショッピングモールの動向を常に把握することも忘れてはいけません。

Amazonや楽天などは、圧倒的な集客力を持っていますので、これらを必要に応じて利用することも一つの方法です。

これらの大手ECモールはかなり強力で、ネットショップユーザーの約半数は、まずこのようなショッピングモールで検索してから商品購入を検討する、と言われているほどなのです。

D2Cビジネスであっても、必要に応じてネットショップを出店したり、商品を出品し、研究を重ね、動向を把握することが大切です。

まとめ

以上、D2Cビジネスにおいて、消費者購買行動に繋がる5つのポイントについてお話しさせていただきました。

D2Cビジネスを成功させている企業は、これらのポイントを押さえていることが多いので、ぜひこのポイントをしっかり意識してD2Cビジネスに取り組んで下さいね。