消費形態が変化する中で、今新たに登場し注目を集めているビジネスモデルが「D2C」でしょう。
D2Cは、コト付きのモノ消費とも言われ、世界観を構築するブランドが多く取り入れているビジネスモデルです。
D2Cは、企業やブランドが自社内で商品を開発、製造し、仲介業者を介すことなく消費者と直接取引をすることが特徴です。
D2Cビジネスを行う上で、よく取り上げられることは「LTV」ですよね。
LTVとは、顧客が企業にもたらす収益の総額を意味しており、このLTVを向上させることが非常に重要なポイントなのです。
LTVを向上させるため、すべきことは多くあるのですが、中でも特に重視していただきたいことが、決済手段です。
D2Cビジネスに導入することができる決済手段は多く様々にあるのですが、特におすすめなことが「LINEログイン」です。
そこで今回は、D2Cビジネスに必須である「LINEログイン」の導入方法と活用方法について、詳しくお話させていただきたいと思います。
D2CビジネスでLTVを向上させたい、LINEログインに興味があるという方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
そもそもLINEは、日本における月間アクティブユーザー数が群を抜いて多く、多くのユーザーが日常的に利用しているプラットフォームです。
そしてLINEは、LINEログインというID連携機能を備えており、この大きなプラットフォームの機能を活用することで、ユーザーがショップページから商品を購入する際、自身のLiNEアカウントを利用するだけで、簡単に顧客データと紐付けることができるのです。
ユーザーにとっても、LINEログインを利用することで、メールアドレスやパスワードを入力する手間を省くことができますし、日頃使い慣れているLINEであるからこそ、安心して利用することができるのです。
LINEログインを導入するには、まずLINE公式アカウントを開設します。
LINE公式アカウントとは、ビジネス関連のサービスを名称や機能を含めて統合されており、非常にシンプルなサービスです。
オプションのサービスや、メッセージ配信通数などの利用状況によって課金されますが、開設自体は無料で開設することができます。
EC ForceとLINE公式アカウントを直接接続することができませんので、LINE公式アカウントを開設した後は、株式会社フィードフォースが提供する「ソーシャルPLUS」のインターフェイスを通じて接続し、EC Forceクライアントサポートへ問い合わせ、その後手続きを行います。
ソーシャルPLUSの契約が完了すれば、LINE公式アカウントと関連させたLINE Developersを用いて新たにアプリケーションごとのAPIであるチャネルを作成します。
このチャネルは、LINEとソーシャルPLUSの連携情報を発行する画面となり、ここで発行されたIDとSecretを、ソーシャルPLUSが提供するプロバイダー設定画面へ入力し、LINE公式アカウントとの連携を完了させます。
最後にソーシャルPLUS内の「サイト」画面より、APIの発行を行い、EC Forceへ連携します。
EC Forceの専用画面に、発行されたログインIDやサイトID、APIキーを設定すると、ショップページに「LINEでログイン」というボタンを表示させることができます。
LINEログインを利用すると、「友だち」を獲得することができます。
一部は有料のオプションもあるのですが、「LINE Official Account」を活用することで、友だちに対してさまざまな訴求を行うことができ、マーケティング活動を行うことができるのです。
友だちに対してメッセージを送信する「メッセージの一斉配信」、新たな友だちとなったユーザーに挨拶メッセージを送信する「あいさつメッセージ」、友だちに自由形式の質問を送信し、マーケティングリサーチを行う「リサーチ機能」、友だちから特定のキーワードが送信された際自動応答をする「応答メッセージ」など、LINEの友だちに対して個別のコミュニケーションを行うことが出来る機能が多く備わっているのです。
それ以外にも、トーク画面の画面下部に専用のメニューを設けることで、ECサイトや特設ページに誘導することができたり、抽選によってクーポンを発行したりすることができますので、このような豊富な機能を用いることで、ユーザーにより長く継続利用を促すことができるのです。
このようにLINEログインを導入し、より長くユーザーとの関係を続け、個々にあった施策を実施することができることこそ、最大のメリットと考えられるでしょう。
以上、D2Cビジネスには必須の「LINEログイン」の導入方法と活用方法についてお話させていただきました。
LINEログインの導入は、特殊なIT知識がなくても行うことができますので、専用のエンジニアに依頼する必要はありません。
シンプルでかつ素早く導入することができ、さらにD2Cビジネスにも良い影響を与える仕組みですので、ぜひこの機会にLINEログインの導入を検討してくださいね。