ここ数年でサブスクリプションビジネスという言葉が、急激に広がりをみせており、私たちの生活にも定着しつつあります。
サブスクリプションとは、所有から利用へという価値観に見合ったサービスであり、消費者がモノやサービスを利用した期間、そして量に対して対価を支払う課金提供型ビジネスモデルです。
つまり、モノを購入して自身の所有物にするのではなく、商品やサービスを一定期間利用することができる「権利」に対して定額料金を支払うサービスです。
ユーザーにとっても自身のライフスタイルに合わせて、より効率的で実用的にモノやサービスを利用することができますので、非常に魅力的なビジネスモデルなのです。
サブスクリプションビジネスを行う上では、Webサイトの運用は必須になってくるのですが、Webサイトを運用すると必然的に広告の運用も行うようになります。
広告運用に関して一番改善と工数が必要になる指標は、「CVR」です。
このCVRを改善する上で避けて通ることができないものが、LPO(ランディングページ・オプティマイゼーション)です。
そこで今回は、サブスクリプションビジネスにおけるLPO解析のために必要な、Google Analyticsの知っておくべきポイントについてお話させていただきたいと思います。
LPO初心者の方は特に知っておくべき知識ですので、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後のサブスクリプションビジネスの役に立ててくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
Google Analyticsとは、Googleから提供されているプロダクトであり、無料でありながらも、さまざまな機能を搭載し、非常に優れたプロダクトです。
Webサイトを訪れたユーザーの動向を把握することを目的としているため、訪れたユーザーの求めているものや、そのサイト内の人気ページ、不人気ページ、改善が必要なページなどを知ることで、Webサイトを改善することで、訪れたユーザーの満足度を高め、訪問者数を伸ばすことを目的としています。
LPOにおいて、最終的な目的としてGAを使用する場合、「コンバージョン数の最大化」を置くでしょう。
つまり、CVRを改善するための分析ツールとされているのです。
ランディングページビュー
まず初めに、自社ランディングページに何人のユーザーが訪れたのか、ということを確認します。
まずGAを開き、左のダッシュボードにある行動から、サイトコンテンツ、ランディングページへと進んでいきましょう。
このページにて、訪問者数やユニークの訪問者数、訪問者平均滞在時間を確認することができますので、日ごと、もしくは曜日ごとで確認し、自社ユーザーの特徴を分かっていきましょう。
ページソース
ユーザーのWebサイトの流入のチャネルを確認するには、GAのダッシュボードにある行動から、サイトコンテンツ、すべてのページへと進んでいき、セカンダリディメンションから、参照元を選択しましょう。
ここで、自然検索流入や有料検索流入、メール経由やブログ経由などの流入を見ることができますので、さまざまなチャネルを相対的に比較することができるのです。
しっかりコストパフォーマンスを考え投資するチャンスを見極めなければなりません。
コンバージョン
コンバージョンの実数値は、LPOの最終目的です。
それぞれのコンバージョンポイントのコンバージョン率や、コンバージョンから得ることができた収益を確認することができます。
ダッシュボードからコンバージョン、目標、概要を選択していきましょう。
コンバージョン数は、GoogleAdwordsなどからも確認することができるのですが、ラストクリックによって計測されていますので、時差やCVのダブりが生じてしまうことがありますので、GAの方が正確に計測することができるのです。
平均滞在時間
LPOやCROにおいて、今Webサイトに掲載されている情報の内容と、情報量が適切か、ということを判断する重要な要因になりますので、ユーザーのそれぞれのページの平均滞在時間を確認することは非常に重要です。
もし情報量が十分にあったとしても、ユーザーの平均滞在時間が極端に少ない場合、コンテンツの内容や情報量を再度見直す必要があるでしょう。
平均滞在時間を確認するには、行動からサイトコンテンツ、すべてのページを選択しましょう。
以上、サブスクリプションビジネスにおけるLPO解析のために必要な、Google Analyticsの知っておくべきポイントについてお話させていただきました。
サブスクリプションビジネスを行う上で、より効率良くWebサイトと広告運用を行おうと思った場合には、これらの知識は必要不可欠です。
今後ECビジネスでは絶対的に必要な知識ですので、ぜひこの機会にしっかり知識を得てくださいね。