知っておくべきサブスクリプションサービスの最新動向

近年、確実にサービスの数を増やし続けているものが、サブスクリプションビジネスでしょう。

サブスクリプションと聞くと代表的なサービスと言えば、Amazon PrimeやApple Musicなどが思い浮かびますが、最近ではさまざまな業界がサブスクリプションサービスの提供を始めており、市場はどんどん拡大しています。

一定額の料金を支払うことで、一定期間サービスを受けることができるという仕組みであり、利用者にとっても企業側にとっても非常に大きなメリットがあるのです。

どのようなサブスクリプションビジネスを提供するのか、どのような人にどのようなサービスを、どのような方法で提供するのか、ということを明確にし、ビジネスをスタートさせます。

今後もさらにサブスクリプション市場の拡大が期待されているのですが、最近ではそれぞれの業界でどのような動向を見せているのでしょうか。

そこで今回は、知っておくべきサブスクリプションサービスの最新動向について、詳しくお話させて頂きたいと思います。

サブスクリプションビジネスにご興味を持たれている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

音楽・動画業界

サブスクリプションと言えば、まず音楽と動画を思い浮かべる方が多いことでしょう。

国内の音楽サブスクリプションサービスの利用者は、音楽配信市場の約15%と言われており、「Amazon Prime Music」「Apple Music」「LINE MUSIC」「Spotify」の順にサービス利用者数のトップ4を閉めており、利用者数も年々増加しています。

動画サブスクリプションサービスは、動画配信市場のうち、定額制動画配信が約76%を占めており、この拡大を強く牽引したサービスが「Netflix」「DAZN」「Abemaビデオ」です。

動画業界に関しては、エンターテインメントだけでなく、教育コンテンツや料理コンテンツなどのサービスも登場しており、今後もさらなる市場拡大が予測されています。

自動車業界

自動車業界では、メーカーが独自にサービスの提供をする動きが始まっています。

たとえばトヨタは、定額制の自動車サブスクリプションサービス「KINTO」を提供しており、3年ごとに新車に乗り換えることができる「KINTO ONE」と、3年間で6台のレクサスに乗り換えることができる「KINTO SELECT」の2つのプランが用意されています。

そして日産は、「e\シェアモビ」というEV専用のカーシェアサービスを提供しています。

ボルボは、「SELEKT SMAVO」という登録後1年間走行距離1万㎞以内のSELEKT車を。低価格で乗ることができるサービスが提供されています。

家具業界

家具業界では主に「airRoom」「subsclife」「CLAS」「flect」が注目を集めているサブスクリプションサービスでしょう。

特に「CLAS」は、賃貸住宅をサブスクリプションサービスとして提供し始めたことで、より大きな注目を集め、サブスクリプション住宅とも事業提携し、よりビジネスを拡大させています。

家電業界

家電業界のサブスクリプション市場の参入は、まだ始まったばかりであり、カメラやテレビなど一部の製品が提供され始めています。

月額利用サービスとして、月額1,200円でロボット掃除機ルンバを利用できる「Robot Smart Plan」、ダスキンが提供するロボットクリーナー「SiRo」なども、今後の増加が期待されています。

ゲーム業界

ゲーム業界のサブスクリプションサービスに関しては、主にアメリカ系のサービスが市場の全体を閉めています。

ひとつのゲームに対し集中してやり込みたいコアユーザーや、好きなタイトルがあるユーザーは中々定着はしないのですが、さまざまなゲームを楽しみたい、幅広くゲームをしたいというユーザーには一定の満足感が得ることができると、今後もサービス数が増えることが予想されています。

日本国内においては、ソニーが提供しているストリーミングゲームである「PlayStation Now」や「PlayStation +」が今後の拡大に期待されています。

特に「PlayStation +」に関しては、商品販売した後でも継続的に収益を生み出す、リカーリングモデルの成功事例として大きな注目を集めました。

ソニー以外にも、新たな5Gの時代のために「Hatch」や「Stadia」、「Apple Arcade」などもサブスクリプションビジネスをスタートさせています。

まとめ

以上、知っておくべきサブスクリプションサービスの最新動向についてお話させて頂きました。

このほかにもさまざまな業界がサブスクリプションサービスの提供を始めているのですが、サブスクリプションビジネスが拡大し始めた当初に注目を集めた、これらの業界でも、サブスクリプションとしてどんどんビジネスを拡大させており、より魅力的なサービスを提供し続け、さらなる企業の成長へと繋げているのです。

このような事例は非常に参考になりますので、これからサブスクリプションビジネスをスタートさせようと思われている方は、ぜひアイデアのもとにしてくださいね。