サブスクリプションビジネスでLINE広告を活用する際の失敗しやすいポイントとは

従来までのように、モノやサービスをその都度売り切り、顧客に所有させるプロダクト販売型ビジネスモデルから、継続課金型であるサブスクリプションビジネスにシフトする企業が非常に多くなっています。

デジタルマーケティングと密に結びついているサブスクリプションビジネスは、常に顧客と企業がデジタルで繋がる時代に最適化された新しいビジネスモデルであり、消費者の価値観も、所有から利用へと意識が変わりつつありますので、サブスクリプションサービスの需要がどんどん増しているのです。

サブスクリプションビジネスでの集客において、LINE広告を活用する企業も多いことでしょう。

LINEは他のSNSと比較しても圧倒的なアクティブユーザーが多く、利用しているユーザーの年齢層も広いので、上手く活用すれば非常に効率良くビジネスを行うことができます。

ですが、他のSNS広告とは異なり、注意しなければならないことも非常に多く、対策を行わなければ、結果に繋がらず失敗に終わってしまうこともあるのです。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスでLINE広告を活用する際の失敗しやすいポイントをお教えしたいと思います。

今後サブスクリプションビジネスでLINE広告を活用したいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

LINE広告で失敗しやすいポイント

広告効果が得られない

そもそもLINEは機械学習の能力が非常に優れていますので、基本的に最も効率が良い運用方法は、まず自動で機械学習学習をさせ、その後手動入札へと進めていく方法です。

自動入札に入れば、広告運用における工数を抑えることができますし、広告効果を保ちつつ効果を最大化させることもできます。

機械学習では。、40コンバージョンを獲得すると完了になるのですが、この際なるべく時間をかけず、2週間~1ヵ月以内程で完了させ、手動入札へと進ことが理想でしょう。

ですが、手動入札を行っていると「思ったほど広告効果を得られていない」と思うことがあるでしょう。

他のSNS広告とは異なり、LINEは何も対策をしなければ、間違ったコンバージョンによって機械学習を完了させてしまいます。

これはひとつのバグとして考えられており、LINEからも公式発表されているわけではないので、LINE広告の運用に慣れていない場合は気が付かないことが多いのです。

LINE広告を運用する場合は、あらかじめこのバグをしっかり理解し、機械学習が完了するまでは、毎日コンバージョンの欠損を確認し、機械学習が完了した後でも最低週に2回は確認をするようにしましょう。

費用対効果が得られない

もう既に他のSNS広告を運用している場合、改めてLINE広告を運用し始めると、コストを費やしたにも関わらず、それほどの効果を得ることができない、と感じてしまうことがあります。

FacebookやInstagramなどのSNS広告の場合、まず最初に広くターゲティングを取ることがあるのですが、LINE広告ではこれが仇となってしまいます。

LINE広告の課金システムは3つのパターンがあり、1クリック24円~、広告1,000回表示ごとに200円~、友だち追加ごとに50円~があります。

この中でどれを選定し、運用するかは自由に決めることができるのですが、LINEは他のSNSと比較してもアクティブ率が格段に高くないので、注意しなければなりません。

たとえば、ターゲットを20代女性と幅広く設定してしまった場合、かなり多くのユーザーに広告が配信されてしまいますので、予算以上にクリック数や広告表示数が必要になってしまい、重要なコンバージョンを取ることができない、という状態になってしまうのです。

ですので特にLINEの場合は、性別や世代をなどはもちろん、趣味や行動なども細かく慎重にターゲティングを行う必要があるでしょう。

徐々に広告効果が落ちてくる

LINE広告を理解し、最初は順調に運用をすることができていたものの、急にコンバージョンを獲得できなくなる場合があります。

なぜこのようなことが起きてしまうのか、それにはあクリエイティブとなる画像や、テキストが枯れてしまう「早さ」にあるでしょう。

L他のSNSやGoogle、Yahoo!などの媒体では、おなじクリエイティブやテキストを1ヵ月使い続けてもそれほど大きな影響は出ないのですが、LINE広告は飽きられやすい傾向にありますので、できれば毎日変え続けることが望ましいのです。

どれほど良いクリエイティブやテキストであっても、長く使い続けることで、クリック率が落ちてしまいます。

また、デザイナーが作る美しい画質のものが絶対的にクリック率が良いとは限りません。

LINE広告ではスタイリッシュさよりも、素朴さが求められることがありますので、独自の個性も非常に重要なのです。

まとめ

以上、サブスクリプションビジネスでLINE広告を活用する際の失敗しやすいポイントについてお話させていただきました。

LINE広告は、運用者のスキルが大きく左右するデジタルマーケティングであり、さまざまな要素が絡み合った結果が、成果として結びつくのです。

LINE広告は上手く運用することができれば、非常に効率的なマーケティングを行うことができますので、これらの失敗のポイントを理解し、ぜひサブスクリプションビジネスに導入してみてくださいね。