サブスクリプションビジネスでリスティング広告を運用する際に知っておくべき特徴と、運用者のマインド

従来までのように企業が顧客へ商品を売り切るのではなく、顧客がその商品やサービスを一定期間利用するための「権利」に対価を支払う、サブスクリプションビジネスが今、多くの企業から注目を集めています。

企業は顧客のことを「消費者」としてではなく「利用者」として捉え、その利用者に自社の商品やサービスを体験してもらい、その利用した期間分の金額を支払う、という仕組みです。

このように聞くと、定額制と同じようにも思えますが、定額制は商品やサービスに対し、一定金額を毎回継続的に課金することに対し、サブスクリプションビジネスは顧客ニーズや顧客満足度を満たすことを目的としています。

サブスクリプションビジネスの場合、認知向上を目的として広告を運用することも多いかと思います。

数多くの広告の種類があるのですが、まずは「リスティング広告」に注目される方も多いのではないでしょうか。

ですが、新しくリスティング広告を実施するとなっても、何が正解なのか分からない、と思われている方も多いことでしょう。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスでリスティング広告を運用する際に知っておくべき特徴と、運用者のマインドについて、詳しくお話させていただきたいと思います。

これからサブスクリプションビジネスにリスティング広告を運用しようと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

リスティング広告の特徴

リスティング広告の特徴は、効率良く潜在層にアプローチをすることができるでしょう

特定のキーワードを検索しているユーザー、もしくは自社Webサイトに訪れたことがあるユーザーに対し、直接的に広告を配信することができます。

また、リスティング広告はクリック課金でありますので、少額から始めることができることも特徴ですね。

クリック型課金とは、クリックされたときだけ広告費用が発生しますので、何かしらの興味を持っているユーザーに対してのみ広告費用を支払うシステムですので、無駄なコストを削減することができるのです。

ですが実際は、何も興味を持っていなくても、不意にクリックをするユーザーや、間違ってクリックをしてしまったユーザーも一定数はいますので、運用によるチューニングが必要でしょう。

また、運用により効果を改善することができるということも特徴ですね。

リスティング広告では、日々運用することでパフォーマンスを改善することができ、キーワードや広告文をはじめ、さまざまな運用レバーを調整することで、効率的に広告成果を求めることができるのです。

リスティング広告運用者のマインド

リスティング広告だけでなく、Yahoo!広告やGoogle広告などは、基本的に誰でも使える広告配信ツールです。

ですが、それらにはそれぞれ、さまざまな設定や機能があり、ルールも異なっています。

誰でも利用することができるので、競合他社も自社も同じ土俵に立っていることになります。

この状況においては、どの広告のどのルールを活かしどのような武器を使うか、ということが、今後のビジネスの結果を大きく左右するでしょう。

また、リスティング広告は調整ではないということも覚えておかなければなりません。

リスティング広告の運用となると、広告運用者のメインの仕事は、入札や予算管理でした。

ですが今、多くの機能の自動化が進んでいるため、入札や予算管理だけではただの広告調整者になってしまいます。

入札や予算管理だけでなく、LPの改善や、高度なトラッキング、キャッチコピーを立案したりと、広告運用者自身がさまざまなパフォーマンスを発揮し、それらすべてが広告運用の仕事として考えなければなりません。

広告運用の仕事をしていると、つい目的がコンバージョンの獲得や、獲得単価の削減になってしまうことも少なくはありません。

ですが、あくまでもリスティング広告は集客施策のひとつの手段に過ぎません。

常に最終的な目標は、売り上げなどを設定し、そのためにリスティング広告を運用していかなければならないのです。

つまり、真の意味でリスティング広告による成果の最大化を目指すべきなのです。

まとめ

以上、サブスクリプションビジネスでリスティング広告を運用する際に、知っておくべき特徴と運用者のマインドについて、詳しくお話させていただきました。

サブスクリプションビジネスには、リスティング広告を運用することはかなり強い武器になりますので、ぜひ運用すべきと言えるでしょう。

ですが、リスティング広告を運用する場合は、そもそもの特徴と、どのように運用方針を立てていくのか、ということもしっかり考えておかなければなりません。

競合他社が多く使用するリスティング広告だからこそ、しっかりとしたノウハウを得て、十分に活用してくださいね。