サブスクリプションは、音楽配信などのサービスから人気に火が付き、現在では、消費者の生活に欠かせないサービスとなりつつあります。
最近では、この配信サービス以外にも、様々なサービスが登場し、高い注目を集めています。
そして、その中でも、特に注目されているのがサブスクリプションボックスと呼ばれるサービスです。
これは、アメリカで高い支持を得ているサービスですが、日本においても、多くの消費者から関心を集めているのです。
そこで今回の記事では、サブスクリプションボックスの人気の理由について説明したいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
サブスクリプションは、音楽や動画などの配信サービスに代表されるサービスであり、ここ数年の間に広く普及しています。
特に、これらの配信サービスの支持は高く、消費者の生活に欠かせないサービスとなりつつあるのです。
最近では、これに加え従来の定期購入のように、食品や日用品などが定期的に届けられるサービスも人気を集めており、さらに続々と新たなサービスが誕生しているのです。
そして、その中でも、高い注目を集めているのが、サブスクリプションボックスと呼ばれるサービスです。
これは、近年アメリカで高い支持を得ているサービスであり、言葉の通り、サブスクサービスが提供する商品がボックスに入って届けられるサービスです。
一般的に、サブスクに限らず、オンラインで商品を購入した場合、その商品は箱に入れられて届けられるものです。
それをあえて、サブスクリプションボックスと銘打ち、ボックスに入っていることを強調しているのは、この場合の、ボックスと言う言葉が、単なる箱と言う意味に収まらないからなのです。
このサブスクボックスは、単に利用者が選択し注文した商品が届くと言うサービスだけではありません。
例えば、ワイン、おもちゃ、お菓子、果物など、その種類は限定されていますが、その中から何が届くのか、ボックスを開けるまで分からないサービスもあるのです。
つまり、このサービスにおけるボックスとは、びっくり箱のような意味を含んでいるのです。
このサービスが、ボックスにこだわっているのは、びっくり箱を開けるときのような、わくわく感と驚きを利用者に体験してもらうためです。
例え、中身が自身が選んだ商品であり、何が入っているのか分かっている場合でも、箱を開ける瞬間と言うのはわくわくするものです。
それが、何が入っているか分からないとなれば、さらにその興奮は強くなるのです。
このサブスクボックスは、アメリカでは多くのサービスが誕生し、人気となっていますが、日本ではこの流れをそのまま受けるのではなく、少し異なる形で普及しています。
そのアメリカと異なる点と言うのが、日本ではパーソナライズ化されたサブスクボックスが多いことです。
これには、日本人の国民性が強く影響していると考えられます。
日本人は、警戒心が強く、失敗を恐れる傾向があり、これは若い世代になるほど顕著となっています。
そのため、何が届くか全く分からない状況は、受け入れられにくいのです。
日本人向けにサブスクボックスを提供するのであれば、何が届くのかははっきりとは分からないが、好みに合わせた商品が届く可能性が高いことを訴求することが必要となるのです。
それ故に、日本のサブスクボックスは、パーソナライズ化されたサービスが多いと考えられるのです。
例えば、日本でおやつのサブスクボックスを提供している「Snaq.me」は、事前に利用者にアンケートを取り、その結果に合わせて、100種類以上あるおやつの中から、利用者に最適なおやつを選び、提供しています。
アレルギーなどがある利用者には、その成分が含まれていない商品を選択できるなど、細かい指定をすることも可能です。
さらに、このサービスは、利用すればするほど、利用者の好みなどのデータが蓄積され、より利用者に適した商品が届けられるようになっていくのです。
日本のサブスクボックスは、このように、事前に詳細なアンケートを取って、利用者の趣味や嗜好を把握したうえで、商品を選択するサービスが多いのです。
そして、これらのサービスは、前述のように、利用するほどに最適化されていきます。
これらの点が、日本人の性質に合っており、支持を得ているのです。
サブスクリプションボックスは、アメリカで高い支持を得ているサービスですが、日本においては、国民性の違いから、そのままの形で受け入れるのではなく、日本人に合わせた形で普及しています。
この日本独自のサブスクボックスは、パーソナライズ化することにより、利用者に適した商品が届けられ、利用するほどに最適化されていくと言う特徴があります。
この特徴から、一度利用した利用者が継続利用することが多く、安定した収益が得られるということで、多くの企業が関心を示しています。
この流れは、この先も続くとみられ、今後さらに多くのサブスクボックスが登場すると考えられています。