成長し続けるサブスクの強さの秘訣！

サブスクリプション 2021年8月20日

昨年から続く新型コロナウイルスの流行は、いまだ終息の気配を見せず、多くの企業が苦しい状況に立たされたままでいます。

しかし、そのような状況の中でも、順調に収益を上げているビジネスは存在し、その中でも、特に強さを見せているのが、サブスクビジネスなのです。

サブスクビジネスは、コロナのはるか前から人気を集めていたビジネスではありますが、それがこのコロナ禍において、影響を受けるどころか、反対に大幅に収益を増加させているのです。

そこで今回の記事では、コロナ禍においても成長し続けるサブスクビジネスの強さについて説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

Contents

コロナ禍で躍進するサブスクビジネス

この一年以上にも渡る新型コロナウイルスの流行は、多くのビジネスに多大な影響を与えています。

売り上げが激減し、苦境に立たされている業界も多く、中には、既に倒産してしまった企業も存在しています。

しかし、一方では、このコロナ禍の影響を受けていない業界や、反対にコロナ禍によって売り上げが増えている業界もあるのです。

その中で特に、大きく成長しているのがオンラインビジネスです。

外出が自粛されたことにより、オンラインで買い物やサービスを利用する消費者が急激に増加し、オンラインビジネスは、これまでにないほどの成長を見せているのです。

そして、それを受け、あらゆる業界がデジタル化を加速させ、オンラインビジネスに参入してきているのです。

しかし、コロナ以前からオンラインビジネスを行っている企業と、ここにきて急にビジネスを転換させた企業では、既に圧倒的な差が存在しています。

そして、その中でも最も強さを見せているのがサブスクリプションビジネスです。

サブスクリプションビジネス(通称サブスク)は、コロナ以前から順調に成長し、市場を拡大していたビジネスモデルです。

そのビジネスが、ここにきて、さらに飛躍的な成長を見せているのです。

特に、コロナ禍において人気が高まっているのが、サブスクの代表的なサービスである音楽や動画、書籍などの配信サービスや、食品、花、家具、インテリアなど自宅に居ながらにして利用することができるサービスです。

これらのサブスクサービスは、コロナ以前と変わりなく、もしくはコロナ以前よりも顧客を増やしています。

コロナ禍によって、多くの消費者が外出を控え、さらに、テレワークが推奨されていることから、自宅で過ごす時間が大幅に増えています。

その中で、オンラインビジネスが注目され、利用者が増えるのは、当然の流れではありますが、そのオンラインビジネスの中でも、サブスクは圧倒的な人気を集めているのです。

なぜ、このコロナ禍においてもサブスクは成長し続けているのかと言うと、その理由がサブスクがストック型のビジネスであるからと言うことなのです。

ストック型とは、仕組みを構築し、サービスを提供することによって、継続的に安定した収益を上げることができるビジネスです。

従来では、これとは逆に、商品やサービスを売ってしまえばそこで終わりと言うビジネスが一般的でした。

このビジネスは、フロー型ビジネスと呼ばれ、商品やサービスが売れれば、それがそのまま収益となるのが特徴です。

例えば、飲食店のように、お客様が入ればそれだけ売りが上げが発生するビジネスがフロー型であり、収益をすぐに上げることも可能となるわけです。

しかし、これは反対から言えば、その日にお客様が入らなければその日の売り上げはなくなってしまうことになります。

新規開店などによって大幅に売り上げを上げることができる一方で、周囲の環境や天候、流行などに左右されやすく、常に営業力を必要とするビジネスなのです。

景気が良い場合には、このフロー型もその影響を受け業績を上げることができますが、このコロナ禍のように、急激に経済状況が悪化すれば、その影響をまともに受け、真っ先に打撃を受けてしまうのです。

一方、サブスクのようなストック型ビジネスは、ビジネスの仕組みを構築し、顧客の数を安定させるまでには時間がかかりますが、一旦、波に乗ってしまえば、社会情勢や環境、天候などの外的要因を受けることはほとんどありません。

つまり、コロナ禍のように急激に社会情勢が変化した場合でも、安定して収益を上げることが可能なのです。

オンラインビジネスの中で、サブスクが圧倒的に強さを見せているのも、サブスクがストック型のビジネスであるからなのです。

コロナ禍において、オンラインサービスの利用者は大幅に増加していますが、いくらオンラインだからと言って、付け焼刃のサービスが上手くいくほどビジネスは甘くはありません。

サブスクは、そもそもがデジタルに特化したビジネスであり、しかも収益が安定しやすいストック型であるため、その時点で圧倒的に差が付いているのです。

コロナ禍において、サブスクビジネスが人気を集めているのには、このような理由があるのです。