サブスクで考慮すべきサイトデザイン

サブスクサービスは、デジタルを活用した利便性の高いサービスとして、近年若い世代を中心に人気を博しています。

しかし、中には、利便性の高いサービスでありながら、サイト自体の利便性が低く、使いにくいサイトとなっているケースが増えているのです。

これでは、せっかく興味を持ってサイトを訪れてくれた顧客を逃すことになってしまいます。

そこで今回の記事では、サブスクサービスで考慮すべきサイトデザインについて説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

サブスクに求められる利便性の高さ

サブスクサービスは、顧客の視点に立ち、顧客が求めるサービスを提供することにより、長く継続して利用してもらうことを求めるサービスです。

そのために、それぞれのサービスが、常にサービスの内容を改善し、その質を向上していくことに注力しています。

しかし、この時忘れてしまいがちなのが、サブスクサービスのサイトでの体験においても、質の高いサービスを提供する必要があるということです。

サブスクサービスは、デジタルを活用するため、顧客はオンライン上でサービスを契約したり、利用したりすることになります。

それにもかかわらず、サイトが使いにくかったり、分かりにくかったりするサービスも多くあるのです。

これでは、いくらサービスの内容に気を使っても、顧客は離れてしまう可能性が高くなります。

誰であっても、使いにくく、分かりにくいサイトを利用するには敬遠したくなるものです。

サブスクサービスが続々と誕生している状況では、いくらでも、似たようなサービスは存在しているわけですから、使いにくいサイトよりも、使いやすいサイトが選ばれるのは当たり前のことなのです。

そのため、サブスクサービスにおいて、多くの顧客を集めたいと考えるのであれば、サービスの内容はもちろんこと、サイトのデザインにも気を配る必要があるのです。

サブスクサイトは使いやすくなくてはならない!

このように、サブスクサービスにおいて、サイトを構築する際には、何よりもまず、使いやすさを追求することが重要なのです。

新しいサブスクサービスの中には、競合との差別化からか、サイトのデザイン性ばかりに気を取られているケースが良く見られます。

もちろんデザイン性も重要な要素ではありますが、それよりも重要であるのが、利便性の高さなのです。

その中で、特に注意すべきポイントがいくつかあり、その一つがサイトにおける操作に関する問題です。

顧客がサイトを訪れ、行動を起こそうとしたときに、その顧客の操作を邪魔する要素があってはならないのです。

それが例えほんの些細なことであっても、中には、目的を達成することなく、諦めてしまう顧客も出てくるのです。

そして、その些細なことが続けば、さらに諦めてしまう顧客を増やすことになります。

これを防ぐためには、顧客の視点で分かりやすさを追求する必要があるのです。

そして、さらに重要であるのが、ロード時間が速いことです。

ロード時間は増えれば増えるほど、操作性が悪くなり、結果として、目的に達成する顧客が少なくなります。

例えば、Amazonの場合、ロード時間がたった0.1秒下がるだけで、売り上げが1%も減少してしまうと言われているのです。

これは、どのようなサイトにも言える事であり、どのサイトにとっても非常に大きな機会損失となります。

そのため、多くのサイトがこのロード時間の短縮に注力しており、サブスクサービスにおいても同様に注力すべき重要な要素であるのです。

また、顧客が考えなければならないことを減らすことも重要なポイントの一つです。

顧客の多くは、サイトで買い物をするだけのことで、頭を悩ませたくないと考えます。

しかし、多くのサイトでは、目的の商品を購入するまでの間に、いくつものステップがあり、その度に顧客はどうすれば良いのかを考えなければならないのです。

このようなサイトでは、顧客は目的を達することなく、離脱してしまう可能性が高く、結果として、大きな機会損失となるのです。

顧客は、サイトを訪れた際には、まず自身の目的の商品を探しますが、一目で見つけられることはほとんどありません。

多くの場合、商品名などでサイト内を検索し、商品を探し出すのです。

商品を見つけることができたら、次に、商品の詳細を確認し、問題がなければ、カートに入れます。

そして、そのカートから、購入画面へと誘導され、入力フォームに情報を記入し、商品を購入します。

この一般的な一連の過程において、顧客は何度も頭を悩ませなくてはならず、途中で諦めてしまうことが多くなるのです。

これを防ぐためには、目的に達成するためのステップを減らすことが必要です。

例えば、成功しているサイトの場合、顧客が一目で目的のものを見つけられる仕様になっており、そこに付帯する購入ボタンをクリックするだけで、決済画面に辿り着くことができるように設計されています。

これであれば、顧客は簡単に目的を達成することができ、結果として、売り上げに繋がることになるのです。

まとめ

サブスクは、デジタルの利点を活かし、簡単で便利に利用できなくてはならないサービスです。

しかし、中には、その肝心のサイト自体が使いにくいケースがあるのです。

これでは、いくらサービスの内容を充実させたとしても、顧客は離れてしまいます。

サブスクサービスで成功したいのであれば、まず、サイトの使いやすさを、顧客の視点に立って確認し、問題があるようであれば、改善していくことが重要なのです。