サブスクリプションビジネスにおいてアクセス解析で急変動が起きた場合の対処法

今世の中に定着しつつあるビジネスモデル「サブスクリプション」にご興味を持たれている方も多いでしょう。

従来の商品やサービスと言えば、「買う」ということに料金を支払う買い取り式であったのですが、サブスクリプションでは、利用券に対して一定額の料金を支払います。

買い取り式よりもイニシャルコストが低いことがポイントで、利用者は手軽に商品やサービスを使うことができるということが特徴ですね。

サブスクリプションビジネスを進めるにあたって、Webマーケティングを行うことは必須であり、日々のアクセス解析などのデータ分析は欠かすことができません。

このアクセス解析を行う中で、今まで順調に推移していたのに突然急落してしまったり、跳ね上がってしまったりという急変動がおこることがあります。

もちろん良い変動であれば良いのですが、多くの場合はその変動がWebマーケティングに悪影響を及ぼしてしまうことが多いので、早急な対応が必要になります。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスにおいてアクセス解析で急変動が起きた場合の対処法をお教えしたいと思います。

Webマーケティングの知識を増やしたいと考えられている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

数値が急落した場合

自然検索からセッション数やクリック数が急落したとなると、Webサイトへの流入が激減してしまいます。

こうなると、SEO対策ではすぐに回復させるということは非常に難しいので、Web広告を活用して急落分を補うようにしましょう。

もし現段階でWeb広告を利用していないという場合に関しては、準備段階で時間がかかってしまいますので、まずはWebマーケティング活動を縮小し、損失を抑えるように努めましょう。

また、その逆にWeb広告の成果が突然悪化してしまった場合には、対策方法が明確でSEO対策と比較してもすぐに効果を得ることができます。

数値が急増した場合

セッション数やクリック数が急増すると、つい嬉しく捉えてしまいますが、注意しなければならないことは、急増した割合のユーザー層が今までとどう変化したのか、ということを考えなければなりません。

本来ターゲットとしているユーザー層が急増している場合は、収益を伸ばすチャンスになりますが、もしターゲットとしていないユーザーの流入が多くなっている場合には、その流れを止めなければならない場合が多いでしょう。

特に、広告からユーザーが多く流入しているにも関わらず、ユーザーの質が悪くなっている場合は、クリックによるコストだけが無駄に増えてしまうことがありますので、一時的に広告配信を停止すべき場合もありますので、十分に考えなければなりません。

外部要因を確認する

数値の急変動が起きた場合、自社内での大きなアクションを起こしていないとなると、外部要因が原因となっていることがほとんどです。

外部要因と一言で言っても非常に多く考えられますので、実際何からどう調べたら良いのかが分からないという場合が多いですよね。

よくある急変動が起きる3つの要因を覚えておきましょう。

まず1つ目が「風評被害、SNS」です。

風評被害やSNSは、Webサイトへの流入が急増する要因として、もっとも多いといわれています。

たとえばインターネット上の誤った情報、悪意のあるデマ、マスメディアにて競合企業の不祥事の報道などがあれば、自社に関係なくとも巻き込まれてしまう場合が多いのです。

また、SNSはその悪い流れを助長してしまいますし、情報拡散しやすいSNSではすぐに風評被害が広がってしまいます。

2つ目は、「競合企業の動き」でしょう。

競合企業はWeb広告の配信で大きなアクションを起こした場合、Web広告の表示回数やクリック単価が大きく変動してしまうことがあります。

競合企業がWeb広告の配信を強めた場合、もしくは弱めた場合にはクリック数が急増したり、急減します。

その時々や広告配信の目的、予算によって対応策は異なってきますので、自社に適した戦略を考えましょう。

3つ目は「Googleのアルゴリズムアップデート」です。

Webマーケティング活動の中でSEO対策をメインとして行っている場合、避けて通れない道となるものが、Google検索エンジンのアルゴリズムアップデートですよね。

Googleでの検索精度をより向上させるために、小規模なアップデートは四半期に一度、大規模なアップデートは一年に一度程度というように、定期的に検索エンジンのアップデートが行われています。

Webサイトの内容やジャンルによって異なるのですが、多くの場合この大規模なアップデートにより影響を受けるWebサイトが多いでしょう。

このアップデートによる被害をできるだけ最小限に抑えるためには、ユーザー志向のWebサイト作りに努めたり、ドメインが異なる複数のWebサイトを運営し、リスクヘッジなどの対策を行うことが有効です。

まとめ

以上、サブスクリプションビジネスにおいてアクセス解析で急変動が起きた場合の対処法をお教えいたしました。

アクセス解析に急変動が起きた場合、良い急変動と悪い急変動、そしてすぐに対策ができるものとできないものがあるかと思いますが、まずは「原因を突き止める」ということが重要です。

まずは原因を突き止めて、冷静に対応策を考えてくださいね。