ここ数年、消費者はモノを購入することに価値を感じるよりも、体験自体にお金を支払うことが多くなってきました。
この時代を牽引しているビジネスモデルこそ、「サブスクリプションビジネス」ですよね。
大手企業をはじめ、続々とサブスクリプションの導入が始まっているので、今まさにサブスクリプションとして商品やサービスを提供しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
サブスクリプションビジネスを展開する上で最も重要しすべきポイントは、「コンセプト」でしょう。
一企業がサブスクリプションサービスを提供するには、企業内すべてのスタッフが一貫して認識するため、コンセプトを明確に定めておく必要があります。
そのコンセプトを明確にするには、コンセプトメイキングが非常に重要になり、サブスクリプション商品の開発やマーケティング、ブランディングなどに非常に役に立つのです。
そこで今回は、サブスクリプションコンテンツマーケティングで重要な「コンセプトメイキング」について、詳しくお話していきたいと思います。
今後サブスクリプションビジネスの展開を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
サブスクリプションを提供している企業が、コンテンツマーケティングに成功している共通点は、「コンセプトが明確」「コンテンツファースト」「長く続ける」です。
コンセプトによって、作成する記事や内容、目的、評価基準が大きく変わってきますので、明確にしておく必要があるでしょう。
また、コンテンツを最重要視し、優先するコンテンツファーストも大切です。
そもそもコンテンツマーケティングとはその名の通り、コンテンツを用いたマーケティング方法なので、コンテンツが重要であることは当然です。
ですが実際は、コンテンツを重視するのではなく、PV数などを重視する考え方を持っているメディアも少なくはないでしょう。
PV数が重要なのではなく、オリジナリティのある高品質なコンテンツを用意することこそ、コンテンツマーケティング成功の近道なのです。
そして、コンテンツマーケティングは長期間にわたる取り組みですので、最低1年積極的に更新していき、より長く続けていきましょう。
もし小規模の運営であったとしても、長く続けることでそのコンテンツが資産となり蓄積され、だんだんと成果を生んでくれるでしょう。
上記のポイントを踏まえた上で、コンセプトメイキングを進めていきましょう。
コンセプトメイキングの際、それぞれのメディアが異なるコンセプトを持っていますので、どのようにすれば正解だという答えはありません。
ですがコンセプトメイキングを行うには、事前の細かな準備が必要なのです。
その準備の中でも特に忘れてしまいがちなことが、「目的を明確化すること」「市場と競合の調査」「リソースとスキルの把握」でしょう。
何度もお伝えしている通り、目的がなくオウンドメディアを運用していても、コンテンツマーケティングとしては成果に期待をすることができません。
また、圧倒的競合がいる場合、単純に情報量やスピードだけで挑んだとしても敵うことはありませんので、独自性を高めるアイデアが必要ですよね。
その反対に、市場が新しく競合がいない場合であっても、調査をすることは重要です。
市場はあるのか、競合はあるのか、競合はどんなことをしているのか、ということをしっかり調査していきましょう。
そしてリソースとスキルの把握に関しては、多くのケースで見落とされてしまいがちです。
基本的なマーケティングスキルだけでなく、ライティングスキル、解析スキル、目標設計スキルなどを得ていることが重要です。
コンセプトメイキングを行えば、明文化されたコンセプトが出来上がります。
キャッチコピーとしてWebサイト上に表示することがありますが、このコンセプト自体は凡庸性がありつつ軸がぶれない、ということが重要です。
そしてコンセプトメイキングの段階では、中長期ロードマップと成果フローが出てきます。
これは一定的なものではないので、定期的に見直す必要があるでしょう。
また、ペルソナとカスタマージャーニーも、コンセプトメイキングの初期段階で作成しなければならないものであり、運営においても重要な指針になります。
以上をふまえて作成の順番としては、まずペルソナとカスタマージャーニーを作成し、中長期ロードマップを作成、そして最後にコンセプトを明文化した一文を作成しましょう。
以上、サブスクリプションビジネスコンテンツマーケティングで重要な「コンセプトメイキング」についてお話させていただきました。
コンセプトメイキングはコンテンツマーケティングの方向性を決める指針となる、重要な考え方です。
今コンテンツマーケティングに取り組む企業はどんどん多くなってきていますので、サブスクリプションビジネスを展開する場合は、ぜひ覚えておいてくださいね。